2020年4月23日、新型コロナウイルスによる肺炎で63歳という若さで天国へと旅立った女優の岡江久美子さん。明るく元気で国民のお母さん的な存在だった岡江さんの突然の訃報に、日本中が悲しみに包まれた。あれから3年──。
コロナ禍で延期され続けてきた「岡江久美子さんのお別れ会」に動きがあった。『NEWSポストセブン』の取材に「非常に残念ですが、事務所主催のお別れ会は行わないことになりました」と苦渋の決断を明かしたのは、岡江さんが所属した所属事務所の社長だ。
「当初は岡江の誕生日だった2020年8月に劇場を貸し切って、盛大なお別れ会をしたいと話し合っていました。ところが、専門家に相談すると、どうしても感染のリスクが避けられないという結論になり、それならば一周忌には皆で岡江を送りだしてあげたいと思っていました。しかし、コロナの感染が拡大して、とてもお別れ会を行える状況ではなくなりました」(同前)
「お別れ会」が無期延期となる中、一周忌となる2021年4月23日には夫の大和田獏(72)、娘の大和田美帆(39)が『スマイル! 岡江フェスティバル~音楽とともに~』と銘打った偲ぶ会をオンライン配信。1時間にわたって、ありし日の岡江さんとの思い出について語り合った。しかし、その後も「お別れ会」の開催は難航していた。