店員にも話を聞いた。騒動直後こそ客は減ったというが、数日経ち、少しずつ客足が戻ってきている印象を受けるという。さらに、再発防止に向けて新たな対策を施しているとも語る。
「現時点では卓上にも醤油ボトルや湯呑みを置いているんですが、あの件以来、嫌がるお客さんもいらっしゃるので、セルフサービスとして入り口から持っていってもらう形にもしています。ほかにも、今晩(2月2日夜)に業者が入る予定ですが、レーンにアクリル板を設置することになっています」
このアクリル板はレーンのほとんどを覆うように設置されるといい、流れてくる寿司の部分しか隙間がないという。これにより上から寿司をつんつんと触ったり、勝手にわさびを塗るなどの迷惑行為ができなくなり、安心して食べられるようになる。
相次ぐ“飯テロ”の迷惑行為動画は外食産業の死活問題となっている。各社はこれまでは講じる必要がなかった対策に迫られることになり、その余計なコストが経営を圧迫し、値上げという選択に繋がりかねない。