「センチメンタルサーカス」
幻想的でどこか切なげな世界観の「センチメンタルサーカス」。寂しさや静かな優しさの象徴として、うさぎを模した「シャッポ」が主人公に選ばれた。
当時、「つぎはぎはこわいのでは」という意見もあったが「捨てられたぬいぐるみ」というコンセプトを重視し、つぎはぎを生かしたパターンが考えられた。
●街角や部屋の片隅に忘れられたぬいぐるみたちが、夜にこっそり抜け出して結成した秘密のサーカス団。●団長は捨てられていたぬいぐるみの「シャッポ」。●シャッポは得意の手芸で、ボロボロだった自分の体もおしゃれにリメイクした。
「じんべえさん」
作者が水族館で泳ぐジンベエザメを見て、その大きな姿と優雅さに感動。ジンベエザメをモチーフにしたキャラをと考えたのが、誕生のきっかけ。
最初にテスト販売したメモパッドの人気からはじまり、水族館や、なんと「岩下の新生姜」とのコラボなども行われている。
●海のように大きい心と体を持っている。●大きな海の中でのんびりゆったり暮らしている。●なかまたちにとって、じんべえさんは憩いの場所
取材・文/苗代みほ
※女性セブン2023年2月16日号