昨年の夏に第1子を出産し育休中だったNHKの「絶対的エース」和久田麻由子アナ(34)が、4月から番組に復帰することが報じられた。今後についてまだNHKから公式の発表はないが、ファンからすると待望の復帰となる。ただ出産からわずか8か月程度での現場復帰には驚きの声も上がっている。女子アナウォッチャーの丸山大次郎氏が言う。
「人気アナなので復帰は早いかと思っていましたが、これほど早く現場に復帰するのであれば驚きです。これまでのNHKの女性アナウンサーは多くが1年半~2年程度は育児休業期間を取るケースが多かった。和久田アナの女子学院中・高等学校の先輩でもある合原明子アナ(38)が2021年に約10か月で復帰した例が記憶に新しいですが、4月に復帰となればそれ以上のスピード復帰になります」
人気アナの復帰は視聴者からすると喜ばしいことだが、いささか早すぎる気もする。これはNHK側から要望があってのことなのだろうか。
「それはないでしょう。コンプライアンス的にも産休から復帰を急がせるというのはあり得ないし、先程も言ったようにNHKはアナウンス室の風土としても産休はしっかり取る傾向があります。本当に4月復帰で固まったということであれば、それは本人が早めに戻りたいという考えなのだと思います」(丸山氏)
和久田アナは『紅白歌合戦』の司会や東京五輪の開会式の中継キャスターなど同局の看板番組を歴任。ただ産休に入る直前だった昨年4月、局内のアナウンサーの大規模な異動人事が行なわれ、和久田アナは帯番組の『ニュースウオッチ9』のメインキャスターを降板、「レギュラーゼロ」になったことが話題になっていた。
「昨年春の番組改編は全174人のアナウンサーのうち101人の配置替えが行なわれる大規模なものでした。これは後に和久田アナが産休に入ることを想定した『ポスト和久田アナシフト』。この人事で花形番組の顔ぶれがガラっと変わり、林田理沙アナ(33)や吉岡真央アナ(26)ら後輩が活躍しています。もし今後、いまの布陣が定着していくようだと長期の休業から復帰した際に大きなポジションを任されにくくなる可能性がある。それなら早めに現場に復帰して、育児と両立しながら少しずつ仕事を再開していくほうがいいという判断になる可能性はあるでしょう。つまり早期復帰があってもすぐに帯番組、といったことはないと思いますね」(丸山氏)
なんにせよ、視聴者からすればエースアナの復帰は楽しみだ。和久田アナの美声が聞けるのが、今から待ち遠しい。