「鏑木先生に『集まれ!』と言われると『はい!』と全力で走って、40人のクラスでしたが軍隊のようにピシッと整列させられていました。高校1年生のカリキュラムのなかに柔道があるのですが、その時に全国大会に出場したこともあるクラスメイトが鏑木先生に“デモンストレーション”として『こっちに来い!』と呼ばれて、いきなり『いくぞ』といって、目の前で背負い投げをした時は柔道場が凍りました。
友人は有段者だったので受け身を取っていましたが、あまりにも動きが速くて驚いたのを覚えています。あとは1500メートル走でふざけていた学生の首根っこを掴んで持ち上げていたこともありました。事件のことはわかりませんが、威圧感がスゴいのはたしかです」
指導を受ける高校生たちに鮮烈な印象を残していた鏑木容疑者。事件の真相究明が待たれる。