坂本昌行(51才)、長野博(50才)、井ノ原快彦(46才)の3人からなる「20th Century」が中野サンプラザで単独コンサートを開催。放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、最高に素晴らしかった公演をレポートします。
* * *
2月2日、東京・中野サンプラザで行われた20th Century(トニセン)の全国ツアー『20th Century Live tour 2023~僕たち20th Centuryです!~』の昼公演を見に行く機会に恵まれました。
平日の昼間にホールライブ。トニセン(坂本昌行クン、長野博クン、井ノ原快彦クン)だからこそできるエンターテインメントです。
2021年11月、V6が解散し、26年の歴史に幕を下ろしたときは、寂しさの方が勝ってしまい、「トニセンは残る」と聞いたところで、そのときは彼らの“その後”の活動ぶりがまったく想像できませんでした。
V6がいかにすばらしいグループで、後輩たちにとっても輝かしい存在であったことはラストコンサートの際、見学席にTOKIOやKinKi Kids、NEWS、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP、Sexy Zone、ジャニーズWEST、なにわ男子、Travis Japanまで多くが駆け付けたことでもわかりました。
ご存じのかたも多いと思いますが、V6の活動とは別に、トニセンは個別に曲をリリースしたり、コンサートをずっと行ってきたりしました。ですから、「トニセンとして活動を続ける」のは不自然なことではない……という感想を持っていました。
そんなトニセンをテレビでフツーに見られるのは、度々流れる、「ニベアメン アクティブエイジシリーズ」のCMではないでしょうか。ブルーを基調とし、それぞれの個性を生かしたカジュアルな装いでベンチに並び、昔と変わらぬ優しい笑顔で“お肌事情”について語り合う3人。そこには、若い頃の体形をキープし続け、カッコイイままのトニセンが(ハート) 素敵な驚きでした。しかも、ファンの皆さんの大好物“ワチャワチャ感”まで健在で、「トニセンは変わらない」「すばらしい」と思っていたところにホールツアーのお知らせが舞い込んだのです。
一言で感想を述べるなら、「本当に楽しかった」に尽きます。繰り返しますが、トニセンの3人は何もかもがカッコよかったのです。
まずはダンス。今回は、懐かしいトニセンのオリジナル曲がたっぷり披露されたのですが、当時のままの振り付けで3人は華麗に踊るのです。それは指の動きまで美しく揃っていて、まぁ、なんてセクシーなんだろうと魅了されてしまう瞬間が何度も何度もありました。