人一倍責任感がお強い紀子さまは「将来の天皇の母」としての役割を全うすべく、悠仁さまの一挙手一投足に細心の注意を払われている。その鋭いまなざしは、多感な時期を迎えられる悠仁さまにとっては、窮屈にもなりかねないほどの厳しさを増しているという──。
暦の上では春を迎えたが、まだまだ厳しい寒さは真冬のままだ。全国のスキー場では、多くのスキーヤーやスノーボーダーが白銀の世界を楽しんでいる。秋篠宮家の長男・悠仁さまも、この1月、長野県のゲレンデに足を運ばれた。
「ご幼少のころより、しばしばご家族でスキー旅行に行かれていました。帽子をかぶり、ゴーグルも着用されるため、周囲に存在を気づかれないことも、スキーの魅力のひとつなのでしょう。今冬は、学校の休み期間を利用して、ご両親不在の“おひとりスキー旅行”でした。この2月にも、もう一度スキー旅行を計画されていると聞きます」(宮内庁関係者)
悠仁さまは、この4月に高校2年生になられる。“親離れ”の頃合いを迎える一方、母・紀子さまの視線は一時たりとも悠仁さまから外されることはない──。
悠仁さまがお茶の水女子大学と筑波大学の間で結ばれた「提携校進学制度」を利用して、筑波大学附属高校の“合格”を勝ち取ったのは、ちょうど1年前のことだ。
「入学後、悠仁さまはバドミントン部に入部し、授業のない日も学校に足を運ばれ練習に励まれています。一方、公式戦や対外試合には出場できていないようです。コロナ禍による規制で、試合会場に入れるのが出場選手と補助生徒数名に限定されているからのようです。会場で真剣勝負の臨場感を味わえないのには、不完全燃焼の気持ちを抱かれていることでしょう」(前出・宮内庁関係者)
そうした窮屈な日々も、5月の連休明けに新型コロナが2類から5類へ引き下げられれば、改善が期待される。友人や周囲の人と、時にぶつかりながら、多感な時期に内面が磨かれていくのは、多くの人が経験してきたこと。悠仁さまにとって、真の意味での高校生活が始まるのだ。だが、そこに紀子さまの“セーフティーネット”が働くという。
「紀子さまはかねて、悠仁さまのことを“上皇ご夫妻からお預かりした大切な命”として愛情を注いでこられました。将来の天皇として、国民の敬愛を集めるにふさわしい人間形成に心を砕かれてきた。皇位継承権を持つ男系男子の数が減少している状況にあって、紀子さまが強い責任感を持たれようとするのは当然のことでした」(皇室記者)
だが、紀子さまの奮起は、周囲には空回りに映ることもあった。
「より質の高い教育を受けさせようとお茶の水女子大学の附属幼稚園に入園させたことに始まり、附属中学の入学式では、それまで前例になかった新入生代表宣誓に悠仁さまが抜擢されました。また、“コピペ問題”にまで発展した『子どもノンフィクション文学賞』での佳作入選も、将来の天皇としてのブランディングをしたいという紀子さまの意図が見え隠れしました」(前出・皇室記者)
そして、前述したように特別な制度を使って、偏差値が70をゆうに超える都内屈指の名門高校への入学を果たした。
「悠仁さまが優秀であることは、紀子さまにとってとても誇らしいことで、それを広く示すことが将来の天皇である悠仁さまにふさわしいことだともお考えだったのでしょう。しかし、本当に悠仁さまにそのような“箔付け”が必要だったのでしょうか。もし裏目に出たとき、その影響を受けるのは、ほかならぬ悠仁さまです」(前出・皇室記者)
それでも、紀子さまの厳戒教育は続きそうだ。それどころか、影響は勉学の範囲の外にまでおよびそうだという。
「コロナ禍以降、悠仁さまの行動範囲は学校と秋篠宮邸との往復に限られ、ご友人と私的にお出かけする機会さえ、ほぼなかったと聞いています。しかし、悠仁さまももうすぐ高校2年生。まっとうな友達づきあいもなさりたいでしょう。ただ、紀子さまは友人関係はもちろん、SNSにも目を光らせようとされているようなのです」(別の宮内庁関係者)