ヒロミ(57)・デビット伊東(56)らと結成した3人組コントグループ「B21スペシャル」で人気を博し、その後、レポーターとして活躍するミスターちんさん(59)。2011年に鍼灸の専門学校に通い始め、3年かけてはり師ときゅう師の国家資格を取得。芸能活動をしながら、2018年に「はりきゅう治療院 ぶんのいち経堂」を開業した。芸能活動と鍼灸院の経営、両立させつつ活動続ける「今」を語ってもらった。【前後編の後編。前編から読む】
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「はりきゅう治療院 ぶんのいち経堂」には頼れるスタッフがいるので、僕に芸能の仕事が入ったときも安心です。彼らに任せて出かけられますからね。芸能の仕事は、レポーターも続けてますが、俳優業の比重が高くなってきましたね。仕事が入ると、自分で自分に顔のリフトアップの美容鍼などを打っています(笑)。
俳優の仕事が増えてきたのは、ここ10年ぐらい。去年は『仮面ライダーギーツ』(テレビ朝日)とか、12月には映画『僕らはみーんな生きている』で、意外に思われるかもしれないけど、初めて舞台挨拶を経験したんですよね。3月には久しぶりに舞台に立つんですよ。1か月稽古をして、恵比寿にあるシアター・アルファ東京の『いじけた神様』という作品で、総理大臣役を演じます。今年60歳になるのに、まだまだ、初めての経験ができることにワクワクします。
僕はもともとダンサーやミュージカル俳優になりたくて、高校卒業後、大阪から上京してきました。22歳のとき、縁あってヒロミ、デビちゃん(デビット伊東)と3人で「B21スペシャル」を結成しました。コントもお芝居の要素が強いので、当時の経験は今の俳優業にすごく生きています。
「B21スペシャル」は解散はしていませんよ(笑)。たまーに、3人一緒に何かやるチャンスがありますね。ヒロミのYouTubeチャンネルでアポなしの直撃を受け、そのまま拉致されてデビちゃんのラーメン屋に行ったり、先日(2/3)のヒロミのバースデーライブにはサプライズで出演し、久しぶりに3人揃ってステージで歌やコントを披露したり。
3人でずっと一緒に活動していた20代の頃は、コントのネタのことでぶつかったり、いろんな感情をもった時期もありましたよ。グループで売れた後、だんだんグループより個々の活動が増えていき、別々の事務所になり、60歳を迎えようとしている今になってまた一緒にやってみると、楽しかった昔のいい雰囲気に戻るんですよね。