若手芸人と一般人の番組参加で活気
10番目は、「生放送の臨場感を生かしたエンタメ企画が多い」こと。前述した「ぽいぽいトーク」のほかにも、大喜利風の悩み相談、声優・花澤香菜と岩井勇気の生朗読、芸人のショートネタ見せ、ラップバトル、麻雀牌を使ったゲームなど、笑いをベースにしつつ「何が起きるかわからない」という生放送の魅力を生かしたコーナーを前面に押し出しています。
前番組の『ポップUP!』は主婦向けの穏やかなコーナーが多く、裏番組の『ヒルナンデス!』は大半が収録だけに差別化は歴然。また、スタッフによる各コーナーのセットチェンジの速さも生放送らしさがあり、『笑っていいとも!』を彷彿させます。
11番目は、「若手芸人にとってチャンスの場となっている」こと。わずか数秒のネタを披露する「芸人青田買い!火曜笑市」を筆頭に、「暇すぎて○○しちゃいました 暇王」「ちっとも役に立たないふわふわ特技さん」などに大量の若手芸人が出演して番組に活気を醸し出しています。これらの出演からレギュラーをつかみ取り、さらに他局を含めたゴールデン帯でのブレイクへ……というサクセスストーリーも期待できそうです。
12番目は、「一般人の参加企画が多い」こと。賞品・賞金を賭けてゲームに挑む「心臓バクバク!ファミリープレッシャー」「懐ぽかぽか!キャリーオーバー」のほか、キャラの濃い人物が登場する「知ってる人は知っている 今週のざわざわさん」「お母さんありがとうラップバトル」など、さまざまな一般人参加企画が放送されています。『笑っていいとも!』には“面白素人さん”のコーナーが多く、出演がきっかけでタレントになった人もいただけに、その再現が見られるかもしれません。
13番目は、「エンディングで声を合わせたタイトルコールがある」こと。『笑っていいとも!』はタモリさんの「それじゃあまた明日も見てくれるかな?」という振りに観覧客が「いいとも!」と答える形で終わりましたが、『ぽかぽか』もMC陣の「ぽかぽか」という言葉とポーズに観覧客が合わせる形が採用されています。