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「こんな言い方する人だった?」感情むき出し岸田首相に対するオバ記者の見解

(時事通信フォト)

オバ記者が岸田文雄総理についての見解を語る(時事通信フォト)

 衆議院議員事務所でアルバイトする『女性セブン』の名物ライター“オバ記者”こと野原広子が、世の中のトピックについて自由な意見を投げかける──。今回は、岸田文雄総理への“個人的感想”を綴る。

 * * *
 しばらくぶりにアルバイトに出た。

 私が4年前から続けているバイトは衆議院議員事務所の雑用で、来客があればお茶を出し、ほかの国会議員に届け物をしたり、議員会館地下のコンビニまで細々とした買い物に走ったり。

「そんなところで働いていたら、政治の裏側とか見えるんでしょ?」と身を乗り出してくる人もいるけど、何言ってんだか。国家公務員のエライ人や顔の知られた国会議員にお茶を出したからといって、ただそれだけのことよ。

 だけど、ずっといるからわかることもあるにはある。

 たとえば、議員事務所では、会議の様子をテレビでずっと流しっ放しにしているのね。予算委員会で議員の顔がドアップで映るアレよ。

 で、そろそろ来るな、と思うと案の定。私の知人で政治好きなY子(66才)はテレビ中継を欠かさず見ていて、不満がたまると私に電話をかけてくるのよ。

「もう、岸田(文雄)総理ってあんな人だとは思わなかった。息子(翔太郎氏・32才)を総理秘書官にしただけでも腹が立つのに、外遊先のパリやロンドンで、公用車で観光していたっていうんでしょ。アルマーニのネクタイを買っていたっていうじゃない? 最低!」

「ホントそう」と私。この日はたまたま国会議事堂内にお使いがあってね。予算委員会が開かれている第1委員会室の周囲のものものしい様子をチラッと見たばかりだったんだわ。

 衆議院の予算委員会は岸田総理と全大臣が出席して3日間の質疑をするのが決まりだから、その数だけSPという特別警護の人が待機しているのよ。次の大臣の発言をサポートするための役人も待機している。

 そこで、海外で買ったおみやげは誰に渡したのか?とか、息子を自分の後継者にしようと考えているのか?とか……聞く方も聞く方だけど、答える岸田総理の顔を二度見しちゃったわよ。

 岸田総理が長男を政務担当の総理秘書官に抜てきしたのは就任2年目の昨秋のこと。就任当時は熱心に野党の意見に耳を傾ける「聞く首相」として支持率を集めたけれど、そのうち「聞くだけ首相」と言われ出して、支持率がダダ下がり。その最中で、なんで秘書歴2年の長男を政務担当秘書官にしたのか。

「適材適所っていうけど、てことは岸田総理の周辺って長男以上にできる人がいなかったってこと?」と主婦歴40年超えのY子はまぁ、怒る怒る。

「で、私が思うにさ、日頃、忙しくて政治家ってパパの役割ができないじゃない? 運動会で走ったり、父親参観とかのイベントならムリすればできるかもだけど、常日頃の親子の接触がない。だから親子関係もどっかチグハグなんだと思うのよ」

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