SNSで知り合った17歳の女子高校生に2万5000円を渡し、ホテルでみだらな行為をしたとして、2月3日、個別指導学習塾の代表取締役・松本克彦容疑者(64)が児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕された。在阪社会部記者が語る。
「松本容疑者は去年10月、大阪府内のホテルで女子高校生に現金2万5000円を渡し、みだらな行為をした疑いが持たれている。警察がSNSをパトロールしていたところ、『パパ活』を募集していた女子高校生と接触。女子高校生が『以前、年上の人と売春して、お金をもらった』と話したことで事件が発覚した。取り調べに対し、松本容疑者は18才未満と知りながら行為に及んだ旨を供述しています」
松本容疑者は同志社大学を卒業後、長い間、教育業界に身を置いてきた。逮捕時は枚方市にある個別指導塾の代表を務めていた。
「この個別指導塾を運営するのは関西では有名な私塾グループです。松本容疑者も以前はこの私塾グループの社員で、企画広報室の室長などの重役を務めていた。その後、退職し、2016年1月よりフランチャイズオーナーとしてこの個別指導塾の代表取締役を務めていました」(同前)
この個別指導塾は小中高校生が対象で、主に大学生がアルバイトとして講師をしていた。松本容疑者も塾に顔を出し、生徒やアルバイトと顔をあわせていた。関係者が語る。
「松本室長は生徒・保護者への対応やアルバイトの勤務管理など幅広い業務をしていました。生徒やアルバイトの無理な頼みにも苦笑いしながら対応してくれて人気でしたね。ただ、室長が『未成年への児童買春で逮捕』という内容は生徒や保護者に大きな混乱を与えてしまった。教室には女子高校生も多いですし、何より受験シーズンです……アルバイトの大学生らには運営会社の関係者から『事件について生徒や保護者から問い合わせがあっても答えないように』と言われたようですが、みんなどうしたらいいのか戸惑っていました」
出身高校の同窓会の会長も務めるなど、松本容疑者は面倒見がよい人物だった様子も窺える。そのため、未成年買春という事件を聞き、驚きの声を上げる人も少なくない。松本容疑者の近隣住民も「2~3年前にご両親が亡くなって、お子さんももう住んでいないと思います。塾を経営しているとは聞いていましたが、ちょっとびっくりしました……」と語る。