一人暮らしにもファミリーにも強い味方のインスタント袋麺。スーパーに足を運べば、棚いっぱいに色々な商品が並んでいるが、一番美味しいのはどの袋麺なのか? 3人のスペシャリストが袋麺を食べ比べ、10点満点で採点。ここでは「旨辛」部門を紹介しよう。
【食べ比べた人】
大山即席斎/即席麺評論家。@DIMEで「大山即席斎の“三ツ星”インスタント麺」を連載中
川端里実/麺料理研究家。大の麺好きで、家庭で手軽に楽しめる麺レシピが好評
山本剛志/ラーメン評論家。アメーバブログ「ら~マニア共和国」を毎日更新中
■審査方法
審査員は相対的に評価し、10点満点で採点。総合点は審査員3人の点数を合計した。
※価格は編集部で購入した時のもの、税別で表示。調理の写真は具材を追加
今回食べ比べたのは3品。激辛ながら味は千差万別で、ご当地麺も海外勢も野菜や卵などを加える前提の商品が目立つ中、25点で1位に輝いたのは、100か国以上でロングセラーになっている、農心ジャパンの『辛ラーメン』(3食入り 袋麺 328円)だ。これについて3氏はこうコメントする。
●農心ジャパン『辛ラーメン』(3食入り 袋麺 328円)
「かなりの辛味ながら椎茸の旨味も」(大山さん 8点)
「かやくがアクセントになって◎」(川端さん 9点)
「弾力ある麺が辛いスープに負けていない」(山本さん 8点)
旨辛部門の2位は23点で日清食品の『日清爆裂辛麺 極太激辛ラーメン』(158円)、3位は20点で明星食品の『明星 チャルメラ 宮崎辛麺』(5食パック 348円)が続いた。
●日清食品『日清爆裂辛麺 極太激辛ラーメン』(158円)
「唐辛子が多め。炒めた野菜を入れたい」(山本さん)
「飛び抜けた激辛。麺は噛み応えあり」(大山さん)
(大山さん7点、川端さん8点、山本さん8点)
●明星食品『明星 チャルメラ 宮崎辛麺』(5食パック 348円)
「辛味のパンチがすごい!」(川端さん)
「溶き卵やご飯との相性がよさそうな辛さのスープ」(山本さん)
(大山さん6点、川端さん7点、山本さん7点)
取材・文/上田千春 撮影/古川章
※週刊ポスト2023年3月3日号