WBC日本代表の宮崎合宿が始まった2月17日、テレビ朝日の安藤萌々アナ(25)が宮崎に現われた。その隣には“平成の怪物”と称された元野球選手の松坂大輔(42)の姿が。2人は安藤アナがスポーツ担当を務める『報道ステーション』で合宿を取材していた。テレ朝関係者の話。
「入社2年目にしてテレ朝の看板番組である『報ステ』のキャスターに抜擢。現場取材に奔走して、スポーツ担当としてメキメキと実力を付けています。『報ステ』のスポーツ担当といえば、過去に竹内由恵アナ(37)や宇賀なつみアナ(36)などが務めた人気アナの登竜門です。WBCの取材を任されたこと、松坂さんとの取材を任されたことを考えると、安藤アナがいかに局から信頼されているかが窺えます」
松坂は並んで歩く安藤アナに時折笑顔を向けつつ、安心した様子を見せる。この短い期間でも信頼関係を築けているようだ。
安藤アナは先のサッカーW杯でもカタールで現場取材を任されており、元サッカー日本代表で活躍した内田篤人(34)とともに2週間ほど滞在していた。世界有数の規模の大会を任されるだけのアナウンサーになったのにはわけがある。
「安藤アナは、取材前の準備をぬかりなく行なう努力家で責任感が強い。周囲からは信頼されています。入社当初、野球に関してはまったくの素人でしたが、野球のルールや戦略、選手の特徴などいちから勉強を始めた。“情報を伝える者として、競技や選手に真摯に向き合わないと失礼だ”とよく口にしています」(前出・テレ朝関係者)
大学時代はゴルフ部で主将を務め、中高は水球部に所属するなどバリバリの体育会だったこともスポーツ担当としての矜持を強く持つ要因だろう。
その“責任感”は大学時代に通ったテレ朝アナウンススクールにもルーツがあった。週刊ポスト(2021年4月23日号)のインタビューでは、同局の先輩である弘中綾香アナ(32)から「文字に追われていて内容が入っていない。テクニカルなことよりもまず内容の理解を」と厳しい講評をされたと明かしている。それに対して安藤アナは〈力不足を痛感した私は、ニュースをまとめるノートを作りました。新聞を読んで切り抜いて要約し、テレビではアナウンサーがどう語り、自分はそれに対してどう感じたか、他局との違いは何か。その他にも東京と大阪のテレビ局を研究したノート、自己分析ノートなど7冊ほど作りました〉と語る。
看板アナになる日はそう遠くない。