2月17日の深夜、東京・中野に住む女性アナウンサーのマンションに侵入したとしてNHK札幌放送局のアナウンサー・船岡久嗣容疑者(47)が逮捕された。侵入した際に居合わせた男性に取り押さえられそうになり、3階から飛び降りていたため2月22日に東京地検に送検された際には車いすに乗って頭に包帯を巻いていた。相撲やフィギュアスケートの中継などを担当していた実力派で、妻子のあるアナウンサーの逮捕劇とあって世間の注目を集めた。当然、NHK内部も騒然としたという。
同局の40代男性局員が言う。
「最近はこの話題で持ちきりになっています。いまも“上”からは被害にあった女性アナウンサーについての説明や通達などはなく、むしろそれによって各所で噂話が飛び交っている状況です。被害にあったとされるアナウンサーはおおよそ分かっていますが、本人は気丈に振る舞っているので大っぴらには触れないようになっています」
船岡アナの逮捕後、マスコミによる報道が続いているが、NHKの東京放送局内ではこの状況が続くことで“さらなる懸念”がなされているという。40代男性局員が続ける。
「この後に控えている番組編成の『4月改編』への影響です。今回の改編では、産休中だった和久田麻由子アナ(34)が出産から約8か月でスピード復帰を果たします。それだけでなく、彼女の後輩のアナウンサーも何人か配置転換されることになりました。今後も流動的に人事を動かす予定でしたが、船岡アナの逮捕の話が長引けば“上”はこうしたアナウンサーの起用や露出についても色々と検討する必要が出てくるかもしれない。
もしいきなり誰かを異動させたらSNSなどで“あの子が被害者なのか”と、事実はどうであれ騒がれてしまうリスクもある。せっかく和久田アナが戻ってきてくれたタイミングで、別の事件で女子アナが注目されてしまったのは大変ですね」