2月5日についに発表された『笑点』(日本テレビ系)の新メンバー。選ばれた春風亭一之輔(45)は、「いま一番チケットが取れない落語家」と言われるほどの実力者だ。昨年9月に六代目三遊亭円楽(享年72)が亡くなって以来、空位となっていた同番組の回答者の座。放送開始から56年が経つ国民的番組だけに、メインコーナーである「大喜利」の“後継人事”を巡っては、さまざまな予想が繰り広げられていた。
その中で、本誌・週刊ポストが“大本命”として報じていたのが、昨年3月に真打に昇進した女性落語家の蝶花楼桃花(41)だ。桃花といえば春風亭小朝(67)の弟子で、二ツ目以降は春風亭ぴっかり☆の名で大人気に。
実力は折り紙つきで、「上手い、可愛い、華がある、の『三拍子』がそろった落語界のプリンセス」と言われる存在だ。昨年9月には闘病中だった円楽の「代打」として、女性落語家初の『笑点』大喜利出演も果たした。
本誌は桃花が“大本命”だとした理由として、「桃花はこれだけの人気者でありながら、『笑点』の収録日である土曜日のスケジュールが不自然なまでに空いている」からだと報じたが、予想は大外れしてしまった。
新メンバーが発表された後、自身がレギュラーを務める配信番組『はまきんっ』(文化放送)で「ずっと言いたかった! 『笑点』メンバーは私じゃない!」とぶちまけていた桃花に、勝手に“大本命”と報じてしまったお詫びをしつつ、直接話を聞いてみた。
「『笑点』に関しては単純に私じゃなかったということで、ただ、本命として名前を挙げていただいたことは嬉しかった。それによって誤解を受けた部分もありましたが、そこは芸人としてネタにすることで昇華させていただきました」(桃花。以下同)
出演したラジオでは、記事が出たことにより「女を入れるのは反対」「桃花は笑点の器じゃないのでは」などのメッセージも届いていたことを明かしていた桃花。