記者A:イタリアのメローニ首相がキーウを訪問した時は事前にメディアに報じられていた。事前に情報が漏れるから行けないというのは言い訳だろう。むしろ、日本のほうがメディアと組んで訪問を実現させるのは容易だと思う。報道解禁日を指定して事前の報道はしないとの報道協定を結び、新聞テレビの全社の記者を連れて行く。国会への事前報告も、野党は首相がウクライナに行くなら事後報告でいいと言っている。結局は岸田さんの周囲がビビっているだけ。
記者D:でも総理は5月のサミット前に何としても行くつもりのようです。
記者B:岸田さんが最も恐れているのは習近平に先にキーウを訪問されること。中国は一応、和平案なるものを提案しているし、ウクライナのゼレンスキー大統領も習主席と会いたいと言っている。先を越されたら面目丸つぶれになる。
※週刊ポスト2023年3月24日号