WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)日本代表への注目が日に日に高まっている。3月9日(木)の中国戦で8対1で快勝を収めると、10日(金)の韓国戦では13対4で白星を重ねた。11日(土)のチェコ戦も10対2で制した。SNSのトレンドも侍ジャパンネタが席巻している。
今回のWBCをきっかけに各選手たちが一体どんな人物なのか興味を持った人も多いことだろう。選手それぞれが個性的なのはもちろんこと、選手同士の間でどんな「縁」があるのかを知っておくと、中継で映る様々な場面をより楽しむことができるはずだ。
今大会最も注目を浴びている選手の1人が、チェコ戦で登板したロッテの佐々木朗希(21)。4日に行なわれた中日との壮行試合では歴代日本人最速タイの165kmを記録し、メジャーからも熱視線を浴びている。その佐々木と親密なのが、オリックスのエース左腕・宮城大弥(21)だ。スポーツ紙記者が語る。
「同級生の2人は、2019年の高校日本代表でチームメイトだったこともあり、お互いに冗談で悪口を言い合えるほどの関係。端からはイチャついているようにさえ見えますね(笑)。佐々木は普段インタビューでは受け答えがぎこちないことも多いが、宮城の話題の時だけは饒舌になる。
その宮城は佐々木だけでなく、同じ沖縄出身の西武・山川穂高(31)やオリックスの先輩である山本由伸(24)にも愛のあるいじりをされたりと人気者。穏やかな雰囲気を持つ宮城の周りには人が集まっていることが多い」
一方、今大会でチームを引っ張るのがメジャー組だ。とくにパドレスのダルビッシュ有(36)は最年長として侍ジャパンの中核を担っている。代表の強化合宿では投手陣のメンバーたちに技術指導する姿が話題となったが、そのなかでもダルビッシュと強い師弟関係で結ばれているのが、日本ハムの伊藤大海(25)だ。
「北海道で育った伊藤は、ダルが日本ハムでプレーしていた時から尊敬しており、今オフはアメリカのサンディエゴで合同自主トレを行なっています。そんな伊藤は記者たちの間ではやんちゃで有名で“若い頃のダルにそっくり”との声も聞こえてくる。
また、中日の若きエース高橋宏斗(20)はオリックスの山本を大変尊敬しており、今オフに一緒に自主トレをすると、高橋のフォームが山本そっくりになっていた。純粋無垢で信じたら一直線の性格ですね」(前出・スポーツ紙記者)
今回のWBCをきっかけにどんな交友関係が始まるのかも注目だ。