これでは、街のどこにいてもひと目で正体が分かってしまう。2月下旬、都内で映画『フェイブルマンズ』のイベント試写会に出演したお笑いタレントのカズレーザー(38才)の帰宅姿をキャッチ。「いつも赤の私服で仕事に来て、赤の仕事着に着替えています」と、ルーティーンを公言しているように、本当に全身真っ赤。上着は、タレント仕事のときのジャケットではなくジャンパーで、インナーもズボンもスニーカーも全て鮮やかなレッドだ。この格好で金髪ならば、たとえマスクをしていても誰にでもバレてしまうが、本人は一向に周囲を気にする様子はなく、軽快な足取りで去っていった。
すっかり全国的な知名度を獲得した。お笑いコンビのメイプル超合金では、M-1グランプリなどを獲ったわけでもなく、個人でもR-1グランプリなどに輝いたわけでもない。しかし、2015年のM-1グランプリで決勝に進出すると、相方の安藤なつ(41才)と二人の個性的なビジュアルがインパクトを残して、翌2016年から売れっ子に。次第に、同志社大学出身の知性を生かし始めて、多くのクイズ番組やトーク番組、さらには『めざまし8』のスペシャルキャスターや『池上彰のニュースそうだったのか!!』、『サタデープラス』などの情報番組でも引っ張りだこになっていった。
ある民放テレビ局ディレクターは「奇抜な風貌や異色の経歴が、よりもてはやされる時代なので、カズレーザーさんは、元2ちゃんねる管理人のひろゆきさん(46才)とともに、すっかり“令和のご意見番”となっています」と話す。
『クイズプレゼンバラエティーQさま!!』や『家事ヤロウ!!!』『カズレーザーと学ぶ。』など7本ものテレビレギュラーを持ちながらも、そのほかのバラエティーからも出演オファーがひっきりなしの独り勝ち状態である。