スポーツ

楽天選手たちが新幹線間違え、あわや遅刻騒動 1人だけ待合室で冷静だった“5億円男”

楽天の選手一同が新幹線に乗る間に5億円男は待合室に

楽天の選手一同が新幹線に乗る間に“5億円男”は待合室に

 WBCの熱戦に日本中が盛り上がっている一方、各球団はオープン戦で観客を沸かせている。そんな3月5日の22時過ぎ、札幌ドームでの日本ハムとのオープン戦を終えて新横浜の新幹線ホームにやってきた楽天の選手たちの間で、ちょっとした騒動があった。

 その日、楽天の選手とスタッフは、3月7日から静岡・草薙球場で始まる「静岡マツダPresents 2023楽天イーグルス静岡オープン戦」(DeNA、ロッテ、オリックスと8試合開催)のために移動をしていた。

 新横浜駅にやってきた選手たちがホームに上がると、ちょうどそこへ新幹線が入ってきた。総勢30人の大男の集団は到着した列車に次々と乗り込んでいく。その時、球団スタッフの1人が叫んだ。

「それ違うっ!」

 半数以上の選手がすでに乗り込んでいたが、その声を聞いて下車を始めた。すでに荷物を棚に乗せて席に座っていた選手もいたが、声に気が付くと大慌てで降りてきたという。発車のベルが鳴り響き、「危ないですから離れてください」とアナウンスが流れるが、次々と降りてくるため、ドアが閉められない。居合わせた野球ファンの男性はこう言う。

「不動の4番として初の最多安打のタイトルを手にした島内宏明選手もドアに挟まれながらもギリギリで下車していました。最初に乗り込んだドラフト1位のルーキー・荘司康誠選手など、数人は気が付かないでそのまま発車してしまっていましたね」

 この日、20時台に小田原駅で線路内に人が侵入した影響で、新幹線も最大48分の遅延が発生し、楽天の選手がホームに上がったところにやってきたのは20分遅れでやってきた新幹線「こだま」だった。本来はその次に発車する新幹線「ひかり」で静岡に向かう予定が、それに気付かず乗り込んでしまったということだ。

「下車できた島内選手たちは、20分後にきた『ひかり』で静岡に向かいました。スタッフが駅員に確認していましたが、『こだま』は途中の駅で『ひかり』に追い抜かれるが、『ひかり』より6分遅れで静岡に到着するとのことでした」(同前)

 そんな中、新横浜駅でひとり悠然と構えていた選手がいる。西武からFA移籍5年目の主砲・浅村栄斗だ。
 
「遅延していたことがわかっていたのか、1人ホームの待合室でデンと構え、スマホを見ていた。ホームでの騒動には我関せずでした」(同前)

関連キーワード

関連記事

トピックス

中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
【独自】「弟がやったことだと思えない…」中居正広氏“最愛の実兄”が独白30分 中居氏が語っていた「僕はもう一回、2人の兄と両親の家族5人で住んでみたい」
NEWSポストセブン
2024年末に第一子妊娠を発表した真美子さんと大谷
《大谷翔平の遠征中に…》目撃された真美子さん「ゆったり服」「愛犬とポルシェでお出かけ」近況 有力視される産院の「超豪華サービス」
NEWSポストセブン
新田恵利(左)と渡辺美奈代があの頃の思い出を振り返る
新田恵利×渡辺美奈代「おニャン子クラブ40周年」記念対談 新田「文化祭と体育祭を混ぜたような感覚でひたすら楽しかった」、渡辺「ツアーも修学旅行みたいなノリ」
週刊ポスト
放送時間を拡大しているフジテレビの『めざましテレビ』(番組公式HPより)
日テレ『ZIP!』とフジ『めざまし』、朝の“8時またぎ”をめぐるバトルがスタート!早くも見えた戦略の違い
NEWSポストセブン
新政治団体「12平和党」設立。2月12日、記者会見するデヴィ夫人ら(時事通信フォト)
《デヴィ夫人が禁止を訴える犬食》保護団体代表がかつて遭遇した驚くべき体験 譲渡会に現れ犬を2頭欲しいと言った男に激怒「幸せになるんだよと送り出したのに冗談じゃない」
NEWSポストセブン
公的年金は「社会的扶養」「国民の共同連帯」「所得再分配機能」(写真提供/イメージマート)
《まるで借りパク》政府の基礎年金(国民年金)の底上げ案 財源として厚生年金を流用するのは「目的外使用」ではないのか、受給額が年間8万円以上減額も
NEWSポストセブン
地元の知人にもたびたび“金銭面の余裕ぶり”をみせていたという中居正広(52)
「もう人目につく仕事は無理じゃないか」中居正広氏の実兄が明かした「性暴力認定」後の生き方「これもある意味、タイミングだったんじゃないかな」
NEWSポストセブン
『傷だらけの天使』出演当時を振り返る水谷豊
【放送から50年】水谷豊が語る『傷だらけの天使』 リーゼントにこだわった理由と独特の口調「アニキ~」の原点
週刊ポスト
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
《英国史上最悪のレイプ犯の衝撃》中国人留学生容疑者の素顔と卑劣な犯行手口「アプリで自室に呼び危険な薬を酒に混ぜ…」「“性犯罪 の記念品”を所持」 
NEWSポストセブン
原監督も心配する中居正広(写真は2021年)
「落ち着くことはないでしょ」中居正広氏の実兄が現在の心境を吐露「全く連絡取っていない」「そっとしておくのも優しさ」
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
〈山口組分裂抗争終結〉「体調が悪かろうが這ってでも来い」直参組長への“異例の招集状” 司忍組長を悩ます「七代目体制」
NEWSポストセブン
筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(時事通信フォト)
「うなぎパイ渡せた!」悠仁さまに筑波大の学生らが“地元銘菓を渡すブーム”…実際に手渡された食品はどうなる
NEWSポストセブン