ジャニーズの肩書きが無くなっても、熱狂的な人気は相変わらずだ。3月3日の東京・中野サンプラザ。コンサートが終了してから2時間が経ったというのに、楽屋口の前から大通りの両側まで、大勢のファンが出待ちをしている。あまりの多さに大勢のスタッフがロープを張って対応。交通整理に警察までが駆けつけるほどの盛況ぶりだ。
そんな中、会場から出てきたのは、マッチこと近藤真彦(58才)。一度は迎車にささっと乗車したが、100人以上の出待ちファンが必死に手を振る姿に気が付くと、わざわざ降車して、みんなに向かって大きく手を振ってしっかり応えた。ファンの一人は「白のロングシャツに黒のパンツ、思ったより大きいなと、よく見たら足元はすごい厚底ブーツでした。流行りのファッションを取り入れるあたり、とても還暦まであと1年半に迫るとは思えない若々しさ。まさにイケオジの鑑です」と振り返る。
この日のライブを見たある芸能関係者も、「若者の間で流行しているミリタリー系の厚底ブーツが似合う58才なんて、巷じゃいませんよ。黒い髪の毛もふさふさで、ステージではショッキングピンクのスーツ姿で、切れの良いダンスを披露したりと、往年のファンも大喜びでした」と語った。
かつては、“ジャニーズの長男”として同事務所に長く君臨し続けて、亡きジャニー喜多川さん(享年87)の後継者とまで目されていた。そんな順風満帆の人生が大きく変わったのは、コロナ禍の2020年11月の『週刊文春』の不倫報道だった。25才年下の女性社長との沖縄旅行を撮られると、5年に渡っていた不倫の事実を認めて謝罪。盛大に祝うデビュー40周年の記念イヤーのはずが、一転、無期限の芸能活動自粛の処分を下された。