東京・国際フォーラムの駐車場で、1台の車が精算機の前で立ち往生していた。すると、車から素早く降りてきたのは、スラっと高身長にがっちりした体格の男性。俳優の大谷亮平(42才)だった。
一部始終を見ていた芸能関係者が言う。「どうも大谷さんを乗せた車が精算機にぶつかりそうになって、事故は回避できたものの、そこから動けなくなったようでした。何度もハンドルを切っても上手くいかない。そこで後部座席に乗っていた大谷さんが出てきて運転手を誘導し始めたのです」
自らスタッフが運転する車を適確に誘導して、事なきを得た。ミスをしたスタッフを怒ることもなく、終始柔和な表情のままで、冷静にトラブルを収めた姿は、大人の余裕を感じさせる。ルックスだけじゃなく、行動までもスマートなイケメンぶりだ。3月1日、WOWOWの人気ドラマ『異世界居酒屋「のぶ」Season3~皇帝とオイリアの王女編~』の新シリーズのイベントに出席した後の、帰り道だったという。
この3月に入り、日本中は、すっかり“大谷フィーバー”。野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平選手(28才)が、WBCでの連日連夜の活躍で、お茶の間を魅了しているが、こちらの大谷も、かっこいい。
大谷翔平は、国内で大活躍してから渡米して、世界的スーパースターにさらに成長。その上で、今回凱旋した日本で見事に錦を飾った。海外からの凱旋という意味では、大谷亮平も“逆輸入スター”の一人ではある。
大学卒業後にモデルとしてデビューすると、2003年に韓国でのCM出演をきっかけに、2004年に移住。韓国で本格的に芸能活動をスタートさせた。同国のトップ企業「現代自動車」などのCMキャラクターに抜擢されたり、いくつもの韓流ドラマ、映画に出演。目覚ましい成功を収めてから、2015年に日本に戻ってきた。大手芸能事務所アミューズに所属すると、福山雅治(54才)主演の『ラヴソング』(2016年)で日本のドラマに初出演を果たして、大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年)のレギュラー出演で、見事にブレーク。
その後は、NHK朝の連続テレビ小説『まんぷく』や同局の大河ドラマ『青天を衝け』など、いくつもの話題作でも活躍してバイプレイヤーの座を、がっちりつかんだ。