決勝に残ったツーナッカン

選考会を突破したツーナッカン

 7000から133。ざっと50分の1である。

 だが、おそらくは、この数字は、複数人のグループを組む芸人たちが15年のうちに夢が破れる確率でもあるのだろう。50人のうち49人は、断念する。

 そもそも、こんなに無理な設定があるだろうか。プロの漫才師として、16年以上同じ組として活動し、売れていない。この条件に当てはまる組は、そう見つからない。普通に考えれば、解散しているからだ。

 THE SECONDは落選し続け、それでも食らいつき、ゆえに選ばれた者たちによる極めて特殊で、ゆえに重低音が効いた大会なのだ。

 選考会を突破したのは133組中、32組だ。ツーナッカンも残った。

 最初は物足りなさを覚えたエントリー数も、133組の漫才を見終え、むしろ、こう思った。よくぞ、これだけ集まったものだ、と。

【3月27日(月)・28日(火)】
『THE SECOND~漫才トーナメント~』開幕戦ノックアウトステージ32→16
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