昨年8月の「銀座ホステスへの性加害報道」から、半年以上経過した現在でも地上波復帰の見通しが立たない俳優・香川照之(57)。そんな中、息子で歌舞伎俳優の市川團子(19)が「テレビデビューする」との情報が浮上している。梨園関係者が話す。
「コロナ禍で歌舞伎の舞台上演が絶望的となったときに、澤瀉屋の猿翁(83)の弟子筋の役者たちは収入が激減。その時、猿翁の息子であり、一門が所属する事務所の社長も務める香川さんが、自身が出演したドラマやCM、バラエティ、朝の情報番組などのギャラから弟子たちの給料を支払っていたといいます。
しかし、性加害報道後、香川さんは歌舞伎の舞台への復帰は果たしているものの、地上波放送への出演解禁は未定です。そこで、弟子たちへ支払う給料を補うためにも、今後『猿之助』を継ぎ、澤瀉屋の中心となっていくであろう團子くんにテレビ出演の話が持ち上がったのです。
團子くんにテレビ出演の話を持ち掛けたのは、親戚でもある当代の市川猿之助さん(47)だと聞いています。猿之助さん自身も、コロナ禍で舞台が上演できなくなった際に、自らがテレビに出ることで自分と弟子たちの食い扶持を稼いだという経験がありますから」
気になるのは、團子がどんな番組に出演するのかということだ。
「澤瀉屋は代々、役者も学歴が必要だという考えで、猿翁さんも猿之助さんも慶応義塾大学出身。猿翁の部屋子として梨園入りした市川右團次さん(59)も、弟子入りの条件は『慶応の中等部に合格すること』だったほどで“学問の澤瀉屋”と言われています。團子くんも現在、青山学院大学に在学中です。
そのため猿之助さんは團子くんに、最初は歌舞伎俳優も多く出演している『プレバト!!』(TBS系)やクイズ番組など知性をいかしたバラエティ番組で名前を売って、次はドラマに出演するという道筋を提案しているのだとか。
とくに、團子くんの親友の市川染五郎(17)が昨年、『鎌倉殿の13人』に出演し話題を呼んだ影響もあり、NHKの大河ドラマへの出演をすすめていると言います」(同前)
團子の俳優としてのポテンシャルについて、芸能関係者はこう話す。
「まず、何よりも背が高く小顔で、ルックスがいい。幼い時から父親である香川さんのドラマや映画での演技をチェックしており、近年では父にダメ出しをするほど目が肥えている。歌舞伎では古典的なものから、染五郎とのコンビで話題となった『弥次喜多シリーズ』などのコミカルな演技もこなせます。ドラマや映画では幅広い演技ができる俳優になるのではないでしょうか」