志村けんさん(享年70)が2020年3月29日に、新型コロナウイルス感染症による肺炎で亡くなってから3年。突然の別れに日本中が衝撃を受けたが、この人のものまねで「志村さんに会えた!」という温かい気持ちになれた人は少なくないだろう。“素”の志村さんのものまねでブレイク中のレッツゴーよしまささん(33)だ。よしまささんに志村さんの“素”ものまねを始めたきっかけや、ブレイク中の今の心境を聞いた。(取材・文/中野裕子)
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「“素”の志村さんのものまねを始めたのは、志村さんが亡くなって1、2か月経った頃です。その頃は自粛期間中。志村さんが亡くなったことは自宅で、テレビのニュースで知ったのですが、実感がなくて……。でも、『もう志村さんの姿を見られないんだ』と悲しい気持ちで過ごしていました。
ある朝起きて、何となく急にやってみたくなって、志村さんのものまねをやったんです。特別なきっかけはなく。そうしたら1回でできたので、とにかく誰かに見てほしくて、自分のYouTubeにあげてみました」
よしまささんは会社員として企業に勤務しながら、休日を利用してショーパブやイベントに出演し、ものまねを披露する副業をしていた。YouTubeはその延長線上でやっていたのだ。
「視聴者からは『感動した』『泣ける』『もっとやってほしい』といった肯定的な反応がきて、意外でした。亡くなった直後にものまねをするなんて不謹慎だ、と言われちゃうかな、と心配していたので。ただ、僕としては見て笑ってほしい、と思っています」
2022年4月、よしまささんがものまねを始めるきっかけとなった、ものまねタレント・なかじままり(61)に片岡鶴太郎(68)の個展に連れて行ってもらったのが縁となり、翌5月に鶴太郎の所属する事務所と契約した。