芸能

真田ナオキ33才「離婚と子供5人」「暴走族の総長」壮絶過去を明かす

演歌界で抜群の人気を誇る

ダミ声作り、子供、「荒れていた」頃も明かした真田(写真は2022年9月、『渋谷で…どう?』弾き語りイベント)

 甘いマスクと、ド迫力のハスキーな歌声のギャップで人気の若手演歌界の旗手・真田ナオキ(33才)。その若さで「5人の子持ち」であることを『女性セブン』の直撃取材に告白すると、大きな反響があった。さらに衝撃的なのは、デビュー前の“無頼の日々”や、下積み時代の苦労を語ったこと。さわやかなルックスながら、「暴走族の総長」だったという過去とのギャップこそ、彼の歌声の凄みの原点なのか――。

 真田がメジャーレーベルに移籍する前に初めてCDをリリースしたのは2016年、26才のとき。吉幾三が手がけた『れい子』で”大型新人”としてデビューしたが、演歌の無名の新人になかなか仕事はなく、自ら1枚1枚CDを手売りする日々が続いた。真田が語る。

「デビューのお話をいただいたのは離婚の翌年で、決まったときは嬉しかったですね。当時は演歌のことはほとんどわからなくて、カラオケでは175Rとか湘南乃風とか流行りの歌を歌っていたんです。

 いざCDを出すことができても、それからが大変で、飛び込みでスナックやカラオケ喫茶を回っても、『こんなのいらねえよ!』と突き返されてしまう。そんなときに、ありがたかったのは師匠の存在です。『誰が作った歌なの?』と聞かれて、『吉幾三さんです』と答えると、『じゃあ聞いてみようかな』と手に取ってくれる人が多かったんです。
 
 何度も足を運ぶうちにお店の方から『また来てよ』と声をかけていただけるようになり、お車代やCDが売れるたびに入る歩合を少しずつ貯めて養育費に充てました。いま振り返れば、あの頃が一番しんどくて、必死に働いていた時期かもしれません」
 
 デビュー前に、真田が声に特徴を出すために無理やり喉を潰したエピソードはつとに知られる。唐辛子をおやつがわりに食べ、アルコールを受け付けない体にもかかわらず、飲めない日本酒でうがいをして、誰もが印象に残る独特なダミ声を作った。
 
「もともと線が細くて中性的な声だったので、演歌を歌いたいと言っても、何人もの先生から『才能がない』と言われてしまったんです。個性を出すためにやったこととはいえ、いま思えばかなり無茶をしてしまったなあと。病気をしたり、ポリープができなかったのは運がよかったとしか言いようがありません」

 体力と根性だけは誰にも負けない自信がある、と真田は言う。幼少時から野球や空手、ボクシングに熱中し、少年野球では日本選抜チームに抜擢されたこともあった。

「当時はサッカーの全盛期で、野球をやる子供は少なかったんです。地元の少年野球団から親が頼まれて、無理やり行かされたのがきっかけで、初めのうちはろくに練習もせず、グラウンドの横の砂場で遊んでるような子供でした。野球の楽しさに目覚めたのは、5年生のときです。二部のチームですが年間の代表選手に選ばれて、選抜でアメリカ代表と試合をしたこともあります。

 シニアリーグからスカウトしていただいたりして、当時はプロ野球選手になることを夢見ていたのですが、小6のときの大会で肘を怪我してしまったんです。病院に行ったらじん帯がダメになっていて、手術をしても今後野球ができるかわからないといわれたときはショックでしたね」
 
 夢を絶たれ目標を失った真田は自暴自棄になり、学校にもほとんど行かなくなってしまったという。
 
「ヤンキーというか不良といいますか、荒れていましたね…。実は我が家は代々、血の気の多い家系で、おじいちゃんも叔父さんも地元の番長だったんです。でも、弱い者いじめはするな、地域や仲間は大切にしろ、といい昔気質のアウトローです。子供の頃から、筋の通らない、曲がったことをすると、トンカチで叩かれるような家庭でした。でも、ヤンチャをしていても、節度を守っていれば怒られませんでした。

 中学生で髪型はリーゼント。暇さえあれば喧嘩に明け暮れていました。もともと、僕らの親世代がやっていた『スペクター』という暴走族のチームがあって、上の代で途絶えていたのですが、同級生とせっかくだからもう一度立ち上げようと。総勢20人くらいで単車を走らせたり、トーナメント方式で喧嘩をしたこともありました」

関連キーワード

関連記事

トピックス

隣の新入生とお話しされる場面も(時事通信フォト)
《悠仁さま入学の直前》筑波大学長が日本とブラジルの友好増進を図る宮中晩餐会に招待されていた 「秋篠宮夫妻との会話はあったのか?」の問いに大学側が否定した事情
週刊ポスト
新調した桜色のスーツをお召しになる雅子さま(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
雅子さま、万博開会式に桜色のスーツでご出席 硫黄島日帰り訪問直後の超過密日程でもにこやかな表情、お召し物はこの日に合わせて新調 
女性セブン
NHKの牛田茉友アナウンサー(HPより)
千葉選挙区に続き…NHKから女性記者・アナ流出で上層部困惑 『日曜討論』牛田茉友アナが国民民主から参院選出馬の情報、“首都決戦”の隠し玉に
NEWSポストセブン
被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバム、
「『犯罪に関わっているかもしれない』と警察から電話が…」谷内寛幸容疑者(24)が起こしていた過去の“警察沙汰トラブル”【さいたま市・15歳女子高校生刺殺事件】
NEWSポストセブン
豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
2024年末、福岡県北九州市のファストフード店で中学生2人を殺傷したとして平原政徳容疑者が逮捕された(時事通信フォト)
《「心神喪失」の可能性》ファストフード中学生2人殺傷 容疑者は“野に放たれる”のか もし不起訴でも「医療観察精度の対象、入院したら18か月が標準」 弁護士が解説する“その後”
NEWSポストセブン
被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバムと住所・職業不詳の谷内寛幸容疑(右・時事通信フォト)
〈15歳・女子高生刺殺〉24歳容疑者の生い立ち「実家で大きめのボヤ騒ぎが起きて…」「亡くなった母親を見舞う姿も見ていない」一家バラバラで「孤独な少年時代」 
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者
《広末涼子が釈放》「グシャグシャジープの持ち主」だった“自称マネージャー”の意向は? 「処罰は望んでいなんじゃないか」との指摘も 「骨折して重傷」の現在
NEWSポストセブン
大阪・関西万博が開幕し、来場者でにぎわう会場
《大阪・関西万博“炎上スポット”のリアル》大屋根リング、大行列、未完成パビリオン…来場者が明かした賛&否 3850円えきそばには「写真と違う」と不満も
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
週刊ポスト