「サンゴの粉っていまだに使われています?」。3月22日放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ系)で、森三中の大島美幸(43才)が松山ケンイチ(38才)に質問した。かつて妻の小雪(46才)と共演した際の、「洗濯物をサンゴの粉で洗っている」という彼女の発言が印象に残っていたのだという。
松山は笑いながら“ドヤ顔”で答えた。
「粉はいっぱいあるんですよ。ぼく以外の洗濯物は洗剤を使っていないらしいです」
松山は、2011年に小雪と結婚。2019年春からは、北日本の雪深い地域に一戸建てを建て、1年の半分は「村」、もう半分は「東京」という二拠点生活を家族で送ってきた。
「松山さんは“半々”の生活を送っているようですが、最近は、小雪さんと子供たちは『村』にいる期間が長いようです」(芸能関係者)
ふたりが実践しているのが、徹底した自然派生活だ。農薬や化学肥料を使わない自然栽培で野菜を育て、鶏を飼うなど、ほぼ自給自足の生活だという。
「特に小雪さんは、環境に配慮する気持ちを強くもって生活をしており、そのこだわりは、時に謎めいていることもあるようです。サンゴの粉末での洗濯も、こだわりの一環なのでしょう」(前出・芸能関係者)
実際に、サンゴの粉末は洗剤として商品化もされているようだ。化合物や環境問題に詳しいジャーナリストの郡司和夫さんは、「サンゴの粉末のもつ吸着力で汚れを吸い取ることができ、そのうえ、水を汚すことなく洗濯ができるということのようですね」と解説する。
サンゴの粉末は、人工的に作られた合成洗剤より環境によさそうな印象だが、果たして効果はどうなのか。
「サンゴの粉末は、石灰化したサンゴを粉砕し、光熱で焼き、水を加えて作られたものと思われます。これは、消石灰と呼ばれる物質で、消毒効果のある水酸化カルシウムで構成されます。強いアルカリ性なので、油汚れを落とすことも期待できますが、合成洗剤よりも洗浄力は劣ると思います」(郡司さん・以下同)
また、小雪にとっては“誤算”といえるデメリットもあるという。かつて小雪は、排水することで環境に悪影響があることを懸念し「洗濯などに使う水を何回も使いまわしている」という主旨の発言をしていたが──。
「水酸化カルシウムの粉末は水に溶けにくいため、洗濯の際には何回もすすぎをする必要がある。当然、大量の水を使うことになるでしょう」