「こんばんは。新たに月曜から木曜まで担当します。よろしくお願いいたします!」。4月3日、『ニュース7』の冒頭で溌剌と挨拶した新MCの和久田麻由子アナ(34)。約1年間の産休を経て、夜の顔となった和久田アナの登場にSNSは歓喜の声が溢れた。
〈待ってました!〉
〈わくまゆロスがようやく終わった〉
和久田ファンを公言するテリー伊藤も喜びを爆発させる。
「この半年は寂しかったですからね。能力のある女性はきちんと第一線に復帰できるということを公共放送が示してくれたのは大きいと思います。出産して母としての経験を積んだことで、今後はただニュースを読み上げるのではなく、様々な事柄に対する和久田さんならではの心からの言葉を聞きたいです」
NHKの4月改編は和久田アナの復帰以外にも大きく動いた。3月まで『ニュース7』の平日MCを務めた林田理沙アナ(33)が玉突きの形で『ニュースウオッチ9』のMCに。同じく『ニュース7』で土日祝日のサブキャスターだった川崎理加アナ(29)は平日担当に横滑りした。女子アナウォッチャーの丸山大次郎氏が語る。
「林田アナは人気アナの登竜門である『ブラタモリ』の5代目アシスタントを務め、次期エース候補の筆頭と言われる逸材です。東京芸大大学院の音楽研究科出身で絶対音感の持ち主と、キャラが立っている。タモリさんに寵愛されており、早くも2023年の紅白司会候補という報道もありました。
川崎アナはサブキャスターではありますが、露出増になります。米国生まれの帰国子女でTOEIC990点満点という才女。彼女の英語力はNHKで貴重な戦力です」
このほか、3月まで『ニュースウオッチ9』のMCを務めた山内泉アナ(29)は『ニュース7』の金?日・祝日の担当に。『サタデーウオッチ9』のリポーターだった吉岡真央アナは、『ニュースウオッチ9』のスポーツキャスターに就任した。女子アナに詳しいライターの島本拓氏が語る。
「山内アナは露出減となりましたが、引き続き看板番組を任されているので局の期待は変わらない。入局6年目での『ニュースウオッチ9』のMC抜擢は歴代最速だったし、ニュース読みの実力は折り紙付きです。
吉岡アナは高知放送局時代に被り物をしたり、カヌーのルポで四万十川に飛び込んだりと体当たりのリポートができる稀有な存在。さっそくスポーツ担当として現場取材を精力的にこなしている」
入局5年目で沖縄放送局から東京に異動してきた荒木さくらアナ(『首都圏ネットワーク』リポーター)や、荒木アナの同期で長野放送局から東京にやってきた川口由梨香アナ(『サタデーウオッチ9』リポーター)など、4月改編では将来有望な若手アナの異動も目立つ。
※週刊ポスト2023年4月21日号