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【ウジ虫発生も!】杏や有村架純ほか 芸能人の間で密かなブーム「コンポスト」、“意識高い系”の落とし穴

かねてよりフランス移住を望んでいたという杏(時事通信フォト)

かねてよりフランス移住を望んでいたという杏(時事通信フォト)

 現在、3人の子供たちと共にフランスに移住し、二拠点生活を送っている女優の杏(36才)。彼女は環境問題への関心が高いことを自認しており、2021年10月に国連環境計画のトップであるアンダーセン事務局長と対談した際には「女優としてエンターテインメントがSDGsにポジティブな影響を与えることができればと常々思っている」と語っていた。

杏は近頃、ゴミ問題にもとても強い関心を持っているという。

「フランスでは街中にゴミ箱を設置し、ポイ捨て対策をしているそうで、日本との衛生面での意識の違いに驚いたそうです。彼女が特に興味を持ったのが『コンポスト』。現地で大きなコンポストを見学したことに影響を受け、自分でもコンポストに挑戦すると話していました」(芸能関係者)

 コンポストとは、簡単にいうと生ゴミを処理し、堆肥化するための容器のことだ。コンポストアドバイザーの鴨志田純さんが解説する。

「容器の形はさまざまですが、中には基材が入っています。土の中にいる菌類や細菌類が、生ゴミを分解して堆肥に変えてくれるのです。堆肥は家庭菜園に利用するほか、地域の農家さんに渡している人もいます。コンポストには、“燃やされる生ゴミの量を減らす”という利点がある。また、家庭用ゴミの量が減り、使用するゴミ袋が少なくてすむことも大きなメリットです。機材の価格はピンキリで、1万円台のものから5万円台ぐらいのものまであります」

日本では基本的に生ゴミを燃やして処理していて、そのために大量の助燃材(重油)が使われている。コンポストで生ゴミを乾かし、自燃できる状態にするだけでも、エコに貢献することができるのだ。

コンポストに関心を持っている芸能人は、杏だけではない。有村架純(30才)は、伊藤忠商事が発行する季刊誌『星の商人』で、《自分にできることとして、コンポストを使っています。二重になった袋に生ゴミを入れて、堆肥化するんです。ベランダに置いています。私の周りではコンポストを導入している人が結構います》と語っている。さらに加藤紀子(50才)や森泉(40才)も、コンポストを導入しているという。

「SDGsへの関心の高まりに加え、コロナ禍の影響で自宅での時間が増えたことから、自身のゴミの出し方を見つめ直し、コンポストを使う人が増えています。いわゆる“意識高い系”の人たちの間では常識ともいわれていて、環境のために導入されている人は少なくない」(芸能関係者)

 ただし、軽い気持ちで始めると、思いもよらぬトラブルが起こるケースもある。

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