コンビニやスーパーでよく見かける「菓子パン」の多くにも注意が必要だ。
「なかでもフワフワした食感を売りにするパンは発酵させる際、コストカット用の小麦粉改良剤として『臭素酸カリウム』を利用することがあります。臭素酸カリウムはラットの実験で、腎臓や甲状腺での発がん性が認められています。しかし臭素酸カリウムは食品表示の義務がなく、入っているかどうかを見分けることが難しい。菓子パンの摂取を控えることがのぞましい」(郡司さん)
鮮やかな色合いの「ウインナーソーセージ」にも気をつけたいと郡司さんが続ける。
「亜硝酸塩という発色剤を使うときれいなピンク色になりますが、この発色剤は体内で発がん物質を作る可能性があります。ウインナーは発色剤を使用しない『無塩せき』の製品を選んでほしい」
ウインナーソーセージをパンで挟んだ「ホットドッグ」はとりわけ注意が必要だ。
「ミシガン大学らの2021年の報告によると、ホットドッグを1個食べると36分の健康寿命を失うとされています」(大西さん)
※女性セブン2023年4月27日号