スポーツ

【SNSは原監督の采配に疑問の声】巨人は暗黒時代に入っている?「今年は勝利でなく育成に徹するべき」の指摘が

開幕から苦しい試合が続く原巨人(写真/共同通信社)

開幕から苦しい試合が続く原巨人(写真/共同通信社)

 巨人の低空飛行が続いている。4月14日の中日戦に敗れ、1770日ぶりの単独最下位に転落。翌日は勝利を収めるも、カード最終戦も敗れ、リーグ最速の10敗で再び最下位に転落。先発・赤星優志が2回までに7安打5失点と試合を作れなかったのが、大きく響いた。4月18日のDeNA戦もエース戸郷翔征が好投するも味方の援護がなく敗戦。スポーツ紙デスクは、こう指摘する。

「先発投手で勝ち星を計算できるのは、エースの戸郷だけ。侍ジャパンでの疲労を考えると故障が心配ですが……。開幕投手を務めたビーディは絶対的な球種がなく、直球も速さを感じないので長いイニングを投げるのが厳しい。米国ではリリーバーだったので過度な期待はできない。菅野智之も右肘の張りで開幕2軍スタートとなり、1軍復帰しても全盛期の投球を望むのは酷でしょう。若手成長株で期待された山崎伊織、堀田賢慎、井上温大も能力は未知数ですし、故障持ちなので無理をさせられません」

 投手陣だけではない。不動の遊撃手であった坂本勇人は衰えが指摘されている。体にキレがなく、外角の球を引っ張り切る力がないように見える。丸佳浩、吉川尚輝も打撃不振でスタメンを外れるなどチャンスメーカーたちが機能していない。ベンチワークにも疑問符が付く。好機を作っても進塁打、犠打などが出ず、走者を進められない場面が目立つ。豊富な戦力を擁し、個々の能力で打ち勝つ時代は終わった。1点をもぎ取る野球の質が高いとはいえないだろう。

 リーグ優勝9度、日本一3度と輝かしい実績を持つ原辰徳監督のチーム作りは、外部補強が生命線だった。2回目の原政権の1年目だった2006年は4位に終わり、前任者の堀内恒夫監督時代を含めると4年連続のV逸。ここから原監督の外部補強が本格化する。日本ハムのスター選手だった小笠原道大、オリックスの谷佳知、横浜(現DeNA)の門倉健、ソフトバンクの大道典嘉と4選手を獲得。その結果、翌2007年は5年ぶりにV奪回するも、CSで敗退したことからさらなる補強を実施。ヤクルトのエースだったグライシンガー、4番のラミレス、横浜で守護神を務めたクルーンと2年連続の大補強だった。その結果、2009年までリーグ3連覇を成し遂げる。

関連記事

トピックス

中学時代の江口容疑者と、現場となった自宅
「ガチ恋だったのかな」女子高生死体遺棄の江口真先容疑者(21) 知人が語る“陰キャだった少年時代”「昔からゲーマー。国民的アニメのカードゲームにハマってた」【愛知・一宮市】
NEWSポストセブン
すき家がネズミ混入を認め全店閉店へ(左・時事通信フォト、右・HPより 写真は当該の店舗ではありません)
【こんなに汚かったのか…】全店閉店中の「すき家」現役クルーが証言「ネズミ混入で売上4割減」 各店舗に“緊急告知”した内容
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
X子さんフジ退社後に「ひと段落ついた感じかな」…調査報告書から見えた中居正広氏の態度《見舞金の贈与税を心配、メッセージを「見たら削除して」と要請》
NEWSポストセブン
ロコ・ソラーレが関東で初めてファンミーティングを開催(Instagramより)
《新メンバーの名前なし》ロコ・ソラーレ4人、初の関東ファンミーティング開催に自身も参加する代表理事・本橋麻里の「思惑」 チケットは5分で完売
NEWSポストセブン
江口容疑者と自宅
《16歳女子高生の遺体を隠し…》「6人家族だけど、共働きのご両親が不在がちで…」江口真先容疑者(21)が実家クローゼットに死体を遺棄できた理由
NEWSポストセブン
中居氏による性暴力でフジテレビの企業体質も問われることになった(右・時事通信)
《先輩女性アナ・F氏に同情の声》「名誉回復してあげないと可哀想ではない?」アナウンス室部長として奔走 “一管理職の職責を超える”心労も
NEWSポストセブン
濱田淑恵容疑者の様々な犯罪が明るみに
【女占い師が逮捕】どうやって信者を支配したのか、明らかになった手口 信者のLINEに起きた異変「いつからか本人とは思えない文面になっていた」
週刊ポスト
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
「スイートルームの会」は“業務” 中居正広氏の性暴力を「プライベートの問題」としたフジ幹部を一蹴した“判断基準”とは《ポイントは経費精算、権力格差、A氏の発言…他》
NEWSポストセブン
大手寿司チェーン「くら寿司」で迷惑行為となる画像がXで拡散された(時事通信フォト)
《善悪わからんくなる》「くら寿司」で“避妊具が皿の戻し口に…”の迷惑行為、Xで拡散 くら寿司広報担当は「対応を検討中」
NEWSポストセブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”4週連続欠場の川崎春花、悩ましい復帰タイミング もし「今年全休」でも「3年シード」で来季からツアー復帰可能
NEWSポストセブン
騒動があった焼肉きんぐ(同社HPより)
《食品レーンの横でゲロゲロ…》焼肉きんぐ広報部が回答「テーブルで30分嘔吐し続ける客を移動できなかった事情」と「レーン上の注文品に飛沫が飛んだ可能性への見解」
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ
「スイートルームで約38万円」「すし代で1万5235円」フジテレビ編成幹部の“経費精算”で判明した中居正広氏とX子さんの「業務上の関係」 
NEWSポストセブン