秋篠宮ご夫妻は、英チャールズ国王の戴冠式に参列されるため、5月4日からロンドンを訪れる。ご夫妻にとって約4年ぶりの海外公務となる。チャールズ国王は各国の招待者に対し、特別に華美な装いは求めていないと申し入れているという。
「しかしながら、紀子さまは戴冠式に向け、張り切って宮務官に指示を飛ばされているそうです。紀子さまは将来の皇后、そして将来の天皇の母として、“皇室外交デビュー”の場になるわけですから、“恥ずかしいことはできない”と気合が入っていらっしゃるようです。ウェストミンスター寺院での戴冠式だけでなく、バッキンガム宮殿でのレセプションへの準備に余念がなく、ご衣装にも趣向を凝らされることでしょう。2泊4日の“弾丸旅程”ですが、スーツケースはいくつになるのか……」(宮内庁関係者)
前回2019年のポーランドとフィンランド訪問時には白地にピンクの花柄のワンピースをお召しになった紀子さまは、今回も式典に華を添えられるだろう。
「秋篠宮さまは皇嗣になられた後も、海外公務では政府専用機を使うことを避け、民間機に乗られてきました。しかし、今回は『天皇陛下の名代』というお立場ですから、羽田空港から政府専用機を使われます。秋篠宮さまにとっても一世一代の行事なので、いつも以上に責任感を漂わせていらっしゃいます。一方、紀子さまは政府専用機への搭乗に期待を膨らませておられるようです」(前出・宮内庁関係者)
コロナ禍も収まりを見せ、ご夫妻はご活躍の場を広げていかれるが、足元のご不安は払拭できていない。長女・小室眞子さんとの埋められない距離感だ。ニューヨークで生活する眞子さんはこのところ、休日に夫婦で買い物に出かけるお姿も目撃されなくなり、外出も定期的な通院など、かなり限定されているという。
「渡米前から患っていた複雑性心的外傷後ストレス障害もあり、メンタルケアのため、自宅から車で十数分ほどのところにある大学病院に通っています。近頃の眞子さんは気持ちの浮き沈みが激しいときもあり、小室圭さんは心配して、仕事をセーブすることもあると聞きました」(在米ジャーナリスト)
さらに眞子さんを悩ませるのが、夫・小室さんの勤務先で進むリストラだ。今年3月、小室さんの勤務する法律事務所で、16人のスタッフが解雇されたと報じられた。
「アメリカ経済の冷え込みは深刻で、あらゆる業種で人員整理が進んでいます。特に企業法務が得意な小室さんの法律事務所はクライアント企業の業績悪化の影響をもろに食らいます。今後も人員削減が行われる可能性があるでしょう」(法曹関係者)
2度の司法試験不合格を乗り越えてようやく弁護士としてのキャリアを歩み始めた夫の先行きが、一気に危ぶまれてきたのだ。
イギリスは小室夫妻の思い出の地
尽きない不安と、突然訪れた夫の危機。頑なだった眞子さんの心情も変わらざるを得ないかもしれない。
「精神的な負担もあり、眞子さんの“日本には帰らない”という気持ちは揺るがないでしょう。しかし、親子関係の修復は別です。この間、秋篠宮ご夫妻は眞子さんと“断絶状態”だったようですが、日本総領事館などを通じて、小室さん夫婦の生活のサポートをされてきた。不安のなかで眞子さんも、頼もしいご両親との再会は望まれるのではないでしょうか。小室さんのビジネスにとっても皇室とのコネクションは大切です。
ただし、秋篠宮ご夫妻の渡米となると閣議了解が必要なほどの大事です。アメリカで再会されるのは現実的ではありません」(皇室関係者)
それゆえに、面会の場所が問題となってくる。日本でも、アメリカでもないところ──そこで急浮上したのがイギリス。しかも、近々に秋篠宮ご夫妻には訪英のご予定もある。
「王室の長い伝統があるイギリスならば、王族関係者が秘密裏に入国し、ロイヤル御用達のホテルで誰にも知られずに密会することなど、たやすいことです。眞子さんが日本に帰ろうとすれば、航空機や空港の手配で一悶着し、警備はどうするか、その費用は誰が出すのかなどで大騒ぎになり、メディアも大注目することは必至です。
しかし、イギリスならばそれらの問題はすべてクリアできます。しかも、戴冠式期間は英当局が威信をかけてロンドン中を警備するので、安全面はまったく心配いらない。まさに一挙両得なのです」(前出・宮内庁関係者)
イギリスは小室さん夫婦にとってなじみの深い国でもある。眞子さんはエディンバラ大学とレスター大学大学院と2度の留学経験がある。小室さんが留学中の眞子さんを訪ね、逢瀬を重ねた思い出の地でもある。一方で、海外公務中の秋篠宮ご夫妻のプライベートな“親子面会”に否定的な意見もある。