木村拓哉(50才)が刑事指導官を演じるドラマ『教場』シリーズ。主演の木村はもちろんのこと、教え子たちの“躍進”にも注目が集まる。コラムニストで放送作家の山田美保子さんが『教場』シリーズの新人刑事を演じてきた俳優陣について分析する。
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木村クンの存在が結婚したカップルの絆を強くした!?
木村拓哉サン主演の月9ドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)が4月10日にスタート。初回平均世帯視聴率は12.1%、個人視聴率は7.2%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)と、今年スタートの民放連続ドラマの初回では最高の数字を記録しました。さすがですよね。
木村クンにとって同局の連ドラ出演、及び月9主演は『HERO』第2シリーズ以来9年ぶり。さらに同枠主演回数11回は歴代1位となります。近年、テレビ朝日の連ドラ出演が続いていた印象だった木村クンが、満を持してフジテレビの月9に帰ってきたというワケです。
2020年と2021年の新春スペシャルドラマ『教場』シリーズを経て、木村クン演じる風間公親が、なぜ冷酷無比かつ最恐の警察学校教官になったのかという謎が明らかになる本作。
風間が刑事指導官として新人の指導にあたる、人呼んで「風間道場」の新人刑事役には赤楚衛二サン(29才)、新垣結衣サン(34才)、北村匠海サン(25才)、白石麻衣サン(30才)、染谷将太サン(30才)、「捜査一課」の刑事としてジャニーズWESTの濱田崇裕サン(34才)、結木滉星サン(28才)、「捜査一課」の事務員として堀田真由サン(25才)とキラキラなキャストが並んでいます。
結木サンはサッカー日本代表で、ブライトン所属の三笘薫選手(25才)のお兄さまとして有名ですよね。『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(テレビ朝日系)や「防衛省全面協力」で話題を呼んだ2022年7月期のドラマ『テッパチ!』(フジテレビ系)の第7話から最終話に出演していらした、警察や自衛隊にご縁があるかた。『風間公親〜』からの今後の出演作をチェックするのが楽しみです。
この文脈でいうと、『教場』シリーズの「風間教場」で学んでいた警察官の卵たちも……いやいや、そんな甘っちょろい言葉で表すのはやめましょう。警察学校を「適性のない人間をふるい落とす場」と言い切る風間は、理不尽とも思える指令を告げて場を立ち去るのがパターン。
サバイバルゲームとも言うべき極限状態の中から糸口や光を見つけ、這い上がろうとするも、ひとたびトラブルを抱えた途端、風間から退校届を突きつけられる者も……。それでも警察官として巣立っていく皆さんがいまとなっては豪華すぎるのです。
工藤阿須加サン(31才)、川口春奈サン(28才)、林遣都サン(32才)、葵わかなサン(24才)、井之脇海サン(27才)、なにわ男子の西畑大吾サン(26才)、富田望生サン(23才)、味方良介サン(30才)、村井良大サン(34才)。さらに濱田岳サン(34才)、上白石萌歌サン(23才)、矢本悠馬サン(32才)、Snow Manの目黒蓮サン(26才)、杉野遥亮サン(27才)、眞栄田郷敦サン(23才)、岡崎紗絵サン(27才)、戸塚純貴サン(30才)、高月彩良サン(25才)、元乃木坂46の樋口日奈サン(25才)、ジャニーズWESTの重岡大毅サン(30才)、三浦貴大サン(37才)、佐久間由衣サン(28才)、嘉島陸サン(24才)、大島優子サン(34才)、三浦翔平サン(34才)……という皆さんです。
“順不同”ということにさせてください。それほどトップ俳優ばかり。
パッと目がいくのは、林遣都サンと大島優子サンが結婚していて、さらには第1子が誕生していること。おふたりが出会った作品は連続テレビ小説『スカーレット』(NHK)といわれていますが、「風間教場」の存在も、おふたりの絆を強くしたのではないかと思ってしまいます。