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やせるための食事は「量」ではなく「質」が重要 ポイントは味覚を敏感にする“調味料”

瘦せるために食事の「質」が大切だと言うのは松田リエさん

瘦せるために食事の「質」が大切だと言うのは松田リエさん

「やせるためには、食事制限やハードな筋トレより、まずはしっかり食べること」と説くのは、ダイエット講師の松田リエさん。

「食事は“量”ではなく“質”の見直しが大切で、そのポイントは料理の味を決める調味料にあります。

 以前の私は、流行のダイエットに挑戦しては挫折を繰り返していましたが、ある日、食品の品質表示を細かく見てみたところ、ヘルシーと思っていたノンオイルドレッシングにたくさんの糖質や質の悪い油、食品添加物が含まれていたことに気づいてしまったんです。罪悪感なく使っていたのに、実は糖質のかたまりを食べていたと愕然。これではやせるはずありません!

 そこで、体によい調味料を自分なりに調べて変えていったところ、2週間ほどで味覚が敏感になるのを実感できました。そして、いままで普通だと思っていた味つけが濃く感じられるようになり、甘いスイーツも昔ほど食べたいと思わなくなりました。それまで同様、食べたいもの、おいしいものを選んでいるだけなのに食事の質が変わり、明らかに体調もよくなっていきました」

 3か月後には、がんこな便秘も解消。吹き出物が減り、朝の目覚めもよくなり、1年後には3食しっかり摂りながら、53kgあった体重が12kg減の41kgになったという。

 そんな効果がある、松田さん考案の「やせ調味料」は次の3種類。それぞれの特徴を紹介しよう。

●煮きりみりん
 脂肪になりにくい糖質として、砂糖の代わりに料理に使える。はちみつのようにヨーグルトにかけて食べてもおいしい。

●酢たまねぎ
 玉ねぎに含まれるケルセチンが脂肪の吸収を抑制し、酢に含まれる酢酸が脂肪の分解を促す。ドレッシングに最適で、酢と玉ねぎを分ければ食材や調味料としても使える。

●みそヨーグルト
 2つの発酵食品を同時に摂れる調味料。腸内環境改善や脂肪燃焼などの効果が期待できる。

 さらに、この「やせ調味料」には、以下の5つのメリットも得られると、松田さんは言う。

1、味覚矯正できる
 素材の味を生かすことができ、乱れた味覚が正常化され、薄味でも満足できるようになる。

2、食欲をコントロールできる
 味覚が正常化することで食欲の暴走が抑えられ、自然にやせられる。

3、食べながら脂肪燃焼できる
 食事量を減らすことなく必要な栄養素がしっかり摂れるので、基礎代謝を落とさず、脂肪を燃焼しやすくなる。

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