本展は、3つのパートに別れている。まずは、ハワイ在住の写真家がマキさんの好きな風景を撮り下ろした「大好きなハワイの景色」、次にハワイと縁が深いアーティストの作品を展示した「元気の出るアート」、そして、マキさんのポジティブな姿勢の根底にある言葉や愛用品を集めた「ハッピーでいるために」。来場者はこの3つのパートで、マキさんとハワイのハッピーなオーラを浴びていく。
パート1の「大好きなハワイの景色」は、ハワイの街や自然の「素顔」ともいえる風景の大きな写真が並び、まるでハワイにいるような気分に。
そしてパート2「元気の出るアート」は、藤井フミヤ、小野裕人、Taka Noguchi、Melia、Johnnyの5人のアーティストが、ハワイにまつわる作品を出展。いずれもマキさんが愛してやまないアーティストたちだ。
藤井フミヤが描いた『ペレの洞窟』は、ハワイ諸島の火山の女神ペレが住む洞窟をイメージした作品。ミュージシャンとしての活躍はもちろん、画家としての独自のセンスも圧巻だ。開催初日にはフミヤとマキさんのトークショーも行われ、フミヤがハワイを訪れたときにこの出品を依頼されたいきさつなども明かされた。
こうやってハワイを身近に感じるだけでも、心身にパワーが満たされたような気分になれる。
取材・文/前川亜紀