海鮮丼やバラちらしなど、さまざまな種類の食材を一度に摂ることの多いシーフードの世界でも気をつけるべきポイントがある。要注意なのは低脂肪で良質なたんぱく質が摂れるえびだ。
「えびに含まれるアノイリナーゼという酵素は、イクラや筋子などに多く含まれるビタミンB1を破壊します。えびなど甲殻類が含有する食物繊維のキトサンも、さばやいわしなどの青魚に含まれるDHAやEPAの吸収を妨げます」
危険な物質を生成する恐ろしい組み合わせもある。
「健康によいとされるさばやいわし、さんまなどの青魚を焼くとジメチルアミンという成分が生まれますが、これが一部の市販の漬けものに含まれる亜硝酸塩と合わさると、発がん性物質ができる可能性があります」
大量にある危険な組み合わせをどう避けるべきか。
「好きな食べ物だけを優先せずに旬の食材を取り入れ、“食べ回し”をするのが基本。よく食べる食品は『好ましくない食べ合わせ』のメモを台所に貼って、常にチェックしましょう」
“危ないパートナー”を見極めてほしい。
※女性セブン2023年5月11・18日号