肉を焦がすと発がん性物質が

肉を焦がすと発がん性物質が(写真/PIXTA)

 ダイエットで有名になった「グルテンフリー食事法」。グルテンとは小麦などに含まれるたんぱく質のこと。つまり、小麦を原料とする食品を摂取しないことで免疫力向上やダイエット効果が期待できるという理論だ。しかし、望月さんは日本のグルテンフリーブームは誤解を伴っていると話す。

「グルテンフリー食は本来小麦アレルギーや、北欧や米国に患者が多いセリアック病(遺伝性のグルテン不耐症)の患者のために開発された治療法の一種です。米国心臓病学会誌でも『健康な人によいという根拠はない』と報告されています。むしろ2型糖尿病の予防に働く食物繊維の摂取量が減るため、糖尿病の発症リスクが高まりかねません」

 気温が高くなるこれからの季節、お弁当にも注意が必要になる。

「健康のために塩分や砂糖を控えめにするのはいいのですが、味付けを薄味にすると、食中毒菌が繁殖しやすくなってしまいます」(望月さん)

※女性セブン2023年5月11・18日号

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