5月1日、卓球女子で五輪3大会連続メダリストの石川佳純(30)が自身のインスタグラムで「現役引退」を発表した。7歳の頃に卓球を始めた石川は、引退の理由について「自分の中ではやり切ったという思いが強く、引退を決意した次第です」と語ったが、早くも“次のオファー”が殺到すると見られている。スポーツ紙デスクが言う。
「今後はキャスターやバラエティ番組などテレビ業界から引っ張りだこでしょう。石川は所属する全農が主催する『47都道府県サンクスツアー』のホストとして卓球教室やサイン会をやっていますが、その評判が非常にいい。挨拶もしっかりできるし、トークショーも面白い。とにかく誠実で老若男女問わず人気があります」
これまで女子卓球界は「スター選手が少ない世界」と言われてきた。そんななか、圧倒的な人気を誇ったのが「泣き虫愛ちゃん」こと福原愛(34)だが、不倫疑惑と離婚によって“イメージダウン”も指摘されており、メディア露出の機会が減少している。
「福原は引退後、卓球界の仕事を独占するとみられていたが、やはり騒動の影響は大きいようです。先日、TBSのバラエティ特番『オールスター感謝祭’23春』にサプライズゲストとして登場して話題になりましたが、本来であればもっとたくさんの番組に起用されていてもおかしくないタレントです」(同前)
「卓球解説」に定評がある福原
福原は今回の石川の引退に際して、中国版のツイッター「微博(weibo)」に長文と18枚の写真を投稿した。そのなかで、「事前に言われた時には、鼻の奥がしくしく痛くなりました」と本人から報告を受けていたことを明かしている。テレビ業界関係者が言う。
「福原さんはテレビ東京の『世界卓球』などで解説が上手いと評価されています。スポーツの世界で次に迎える山場は来年夏に控えるパリ五輪です。すでに『現地レポーターは石川佳純で決まりだ』なんて言う人までいますが、福原さんは石川さんとの“良好な関係”をアピールすることで、卓球の試合の解説などでの共演を狙っているのではないでしょうか。テレビ各局も、五輪の団体でチームメイトとしてメダルを獲得した2人が引退後に共演となれば話題性も狙える。実現の可能性はあると思います」
石川はかつて「愛ちゃん二世」と呼ばれていたが、今や立派な選手、そしてタレントとして独り立ちしている。今後、2人が「タレント」としてテレビやイベントでどんな掛け合いを見せるのか、今から楽しみだ。
※週刊ポスト2023年5月19日号