夜空に咲く大輪の花が、5人の絆と明るい未来を照らし出していた──。5月上旬、新潟県の信濃川付近で盛大に打ち上げられたのは赤・黄・白・青・紫の花火。それぞれの色が表しているのはKing & Prince(以下キンプリ)のメンバーカラーだ。現地では前日から彼らの冠番組『King & Princeる。(キンプる。)』(日本テレビ系)のロケが行われ、5色の花火は5月20日に放送予定の最終回特番の演出で打ち上げられたものだった。
「キンプリではメンバーごとにイメージカラーが設定され、平野紫耀さん(26才)が深紅、高橋海人さん(24才)がひまわりイエロー、神宮寺勇太さん(25才)がターコイズブルーといったようにそれぞれ個性的な色を自分で選んで決めています。岸優太さん(27才)はシンプルに紫。永瀬廉さん(24才)は漆黒ですが、コンサートでファンが掲げるペンライトと同様に花火も白で表現されていたようです」(芸能関係者)
ゴールデンウイークの真っ只中に、突如として鳴り響いた轟音に地元の人たちも目を丸くしたという。
「ほとんどの人が新潟にキンプリがいることも知らなかったので、現地ではちょっとした騒ぎになりました。SNSで目撃情報が拡散されると彼らのファンが続々と集まって来て、普段は静かな土地がにわかに活気づいたほどです。もっともロケは一箇所ではなく県内のあちこちを移動しながら行われたようで、実際に彼らの姿を見ることができたのはごく一部の人だけでした。泥だらけになりながらレンコン掘りに挑戦したメンバーもいたそうです」(地元関係者)
花火が上がる前日、5人の姿は日本海を望む「ロマンスの聖地」にあった。“恋する灯台”と呼ばれる白い灯台がある景勝地で、キンプリのメンバーは海に浮かべた土俵の上で楽しそうに相撲を取っていたという。
「よほど盛り上がったのでしょう。ひとしきり遊んだ後、5人は岬近くの旅館でシャワーを借りて汗を流していました。スタッフは集まったファンに『写真はダメ!』と注意していましたが、メンバーは終始上機嫌。地元の人にも笑顔を振りまいて、みんなとても感じのいい好青年でしたよ」(地元の目撃者)
新潟でのロケは2日間にわたって行われ、5人は“最後の旅”を思う存分、満喫したようだ。
「『キンプる。』では今年の元日にも特番が組まれ、ヘリコプターで全国の開運スポットを回る“5人旅”が放送されましたが、あのときは日帰りの弾丸ツアー。しかも、オンエアは深夜帯でした。泊まりがけの旅行は2020年にアメリカで1週間の武者修行をして以来で、キンプリとして5人で行く旅はこれで最後になるでしょう。それぞれの思いを抱えながら、メンバーだけで水入らずの時間も過ごせたようです」(前出・芸能関係者)