ジャニーズ事務所の代表取締役社長・藤島ジュリー景子氏(56才)が5月14日、ジャニーズ事務所の公式ホームページに動画を公開。4月から明るみになっていた、ジャニー喜多川前社長(享年87)の過去の性加害問題について、公式見解を語った。
各メディアには、【故ジャニー喜多川による性加害問題についてジャニーズ事務所の見解と対応】と題された書面も配布。《当社創業者である故ジャニー喜多川による性加害問題につき、大きな失望とご不安を与えてしまい、心よりお詫び申し上げます。各方面から頂いておりますご質問に対して、また本件に関する事務所の見解及び今後の対応について代表取締役社長の藤島ジュリーK.より、お答えさせていただきます》とし、コメントを発表した。
ジュリー社長は、ジャニー喜多川前社長の姪(めい)として同事務所の仕事に関わり始めてから約30年で、公に姿を現したのは初めてとなった。
予兆は、前日13日からあった。4月12日に日本外国特派員協会での記者会見で、ジャニー前社長から性加害を受けていたと明かした元ジャニーズJr.のカウアン・オカモトさん(26才)が、公式YouTubeチャンネルで、ジュリー社長と対面したことを告白。
「対面の連絡はジュリーさんの方から来た。感覚的に事務所というより本当にジュリーさんから来た感じ。2時間くらい話をした。1番感じたのは『申し訳ない』という気持ち」と詳細を明かして、さらに「厳しい意見は言った。ジュリーさんは顔を出してないし、(公に)しゃべっていない。そこが嫌なんだよね。ジュリーさんがではなく、法律や会社法とかいろいろあるのよ。本人がしてない、見てないものを認めたことになる。ジュリーさんだけでは決められない部分もある」と推察と見解を語っていた。
また、「今のままじゃ、本当に事務所なくなっちゃう可能性もある。それは違うでしょ。顔を出してしゃべった方がいいよ。昔は(疑惑を)隠してナンボ。今は全部出した方がいい」と、ジュリー社長へ呼び掛けていた。
カウアンさんからの意見も、幾らか影響したのか。その訴えに応えるタイミングでの、見解の公開となった。以下は、その全文である。※書面より抜粋。