ロッテの「サヨナラ男」として知れる岡大海外野手(31)。準レギュラーながらナイターで奇跡を起こす一打をロッテファンは「ヒロミナイト」と呼ぶ。外野守備でもたびたびファインプレーを見せ、侍ジャパンでのサポートメンバーとして選ばれた。今シーズンもGW中の試合で、強風の中でのスーパーダイビングキャッチによりチームを救うなどの活躍を見せ、SNSで称賛のコメントが寄せられた。
そんなチームの“顔”が東京駅の八重洲口近くにあるタクシー降車場からタクシーに乗り込む姿が目撃されていたことが分かった。居合わせた男性はこう話す。
「開幕前の3月26日の夜のことでした。そのタクシー降車場には、『タクシー降車専用 一般車のご利用はできません タクシー乗車できません』と大きく書かれた看板があるのですが、大きな荷物を持った岡大海選手は看板を横目に、我関せずといった様子でその降車場からタクシーに乗り込んでいた。それをロッテの後輩の山口航輝選手が手を振って見送っていました。
山口選手はこの降車場から乗らず、大通りまで移動して流しのタクシーをつかまえていました。他にもロッテの選手がいて、昨シーズン中にヤクルトから移籍してきた坂本光士郎選手たちはタクシー乗り場に並んでいました」
この日、ロッテナインはオープン戦の最終ゲームとなった名古屋での中日戦を終えて新幹線で帰京。東京駅に着いた彼らが各々タクシーに乗り込もうとするなかで起きた出来事だった。
この八重洲口のタクシー降車場では、以前もプロ野球選手に関して騒ぎになったことがある。2018年、元阪神の藤川球児氏ら6選手が東京駅からタクシーに乗車する際、この降車場から無理に乗車したとツイッターで呟かれて騒動になったのだ。特に最近では、新型コロナが落ち着いたことや観光客の増加などから、八重洲口のタクシー乗り場では行列ができる傾向にある。それを避けたのだろうか。
ロッテ球団に今回の件について聞くと、以下のように回答が寄せられた。
「降車場から(岡が)タクシーに乗ったのは事実です。本人は降車場から乗り込んだことはこれまでになかったと言っています。(3月26日は)タクシーが(降車場に)止まっていたため、運転手に乗っていいかと確認し、乗り込んでしまったとのことです。誠に申し訳ございませんでした」(広報部)