ライフ

眼科医が解説する緑内障予防「長すぎる睡眠はよくない」「枕は低いより高いほうがいい」

平松類医師が自身も実践する緑内障予防法を紹介

平松類医師が自身も実践する緑内障予防法を紹介

 眼科医の平松類医師(二本松眼科病院副院長)は両親が「緑内障」に悩まされていることもあり、予防という意味で日常の些細なことから気をつけているという。そんな平松医師が、自身が実践する緑内障予防法を紹介する。

 * * *
 両親が緑内障と判明したのは10年くらい前です。その頃から、眼をはじめとする自分自身の健康にとりわけ気をつけるようになりました。

 緑内障は「眼圧」が高くなることで視神経が圧迫され、視野が狭くなったり、部分的に見えなくなる病気です。40歳以上で5%、60歳以上では10%以上が罹患している非常に多くの人が悩まされる疾患で、日本の失明原因の第1位となっています。

 罹患すると回復困難なことから、「早期発見」で進行を遅らせる治療が欠かせません。今のところ私自身に大きな異常はありませんが、緑内障は遺伝要因も指摘されており、罹患する確率が上がるとされています。

 日常生活のなかでも眼圧は上下しており、高い状態が長く続くと緑内障のリスク要因となります。緑内障以外の眼の疾患にもつながるため、「日常のなかでも眼圧を下げる」意識を持っています。

 緑内障予防の観点から私が気をつけているのが、バランスの良い食事と適度な睡眠です。手元で眼圧を測定しながら検証した結果、私の場合は「がぶ飲み」が眼圧を上げることがわかりました。

 500mlを一気飲みしたところ、眼圧が6~7mmHgほど上昇。200mlならそこまで急上昇しなかったので、「水分は少なく小まめに」摂るようにしています。

 また、食後血糖の急上昇を抑えるために「GI値(食後血糖値の上昇を示す指標)」の低い食事も心がけています。食後血糖の急上昇は眼の血管にもダメージを与えます。

 主食を白米よりGI値の低いオートミールに変えたり、食べる順番を野菜ファーストにするなど、急激な食後血糖上昇を招かないように意識しています。

関連記事

トピックス

中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
X子さんフジ退社後に「ひと段落ついた感じかな」…調査報告書から見えた中居正広氏の態度《見舞金の贈与税を心配、メッセージを「見たら削除して」と要請》
NEWSポストセブン
ロコ・ソラーレが関東で初めてファンミーティングを開催(Instagramより)
《新メンバーの名前なし》ロコ・ソラーレ4人、初の関東ファンミーティング開催に自身も参加する代表理事・本橋麻里の「思惑」 チケットは5分で完売
NEWSポストセブン
中居氏による性暴力でフジテレビの企業体質も問われることになった(右・時事通信)
《先輩女性アナ・F氏に同情の声》「名誉回復してあげないと可哀想ではない?」アナウンス室部長として奔走 “一管理職の職責を超える\"心労も
NEWSポストセブン
濱田淑恵容疑者の様々な犯罪が明るみに
【女占い師が逮捕】どうやって信者を支配したのか、明らかになった手口 信者のLINEに起きた異変「いつからか本人とは思えない文面になっていた」
週刊ポスト
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
「スイートルームの会」は“業務” 中居正広氏の性暴力を「プライベートの問題」としたフジ幹部を一蹴した“判断基準”とは《ポイントは経費精算、権力格差、A氏の発言…他》
NEWSポストセブン
大手寿司チェーン「くら寿司」で迷惑行為となる画像がXで拡散された(時事通信フォト)
《善悪わからんくなる》「くら寿司」で“避妊具が皿の戻し口に…”の迷惑行為、Xで拡散 くら寿司広報担当は「対応を検討中」
NEWSポストセブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”4週連続欠場の川崎春花、悩ましい復帰タイミング もし「今年全休」でも「3年シード」で来季からツアー復帰可能
NEWSポストセブン
騒動があった焼肉きんぐ(同社HPより)
《食品レーンの横でゲロゲロ…》焼肉きんぐ広報部が回答「テーブルで30分嘔吐し続ける客を移動できなかった事情」と「レーン上の注文品に飛沫が飛んだ可能性への見解」
NEWSポストセブン
佳子さまと愛子さま(時事通信フォト)
「投稿範囲については検討中です」愛子さま、佳子さま人気でフォロワー急拡大“宮内庁のSNS展開”の今後 インスタに続きYouTubeチャンネルも開設、広報予算は10倍増
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ
「スイートルームで約38万円」「すし代で1万5235円」フジテレビ編成幹部の“経費精算”で判明した中居正広氏とX子さんの「業務上の関係」 
NEWSポストセブン
「岡田ゆい」の名義で活動していた女性
《成人向け動画配信で7800万円脱税》40歳女性被告は「夫と離婚してホテル暮らし」…それでも配信業をやめられない理由「事件後も月収600万円」
NEWSポストセブン
現在はニューヨークで生活を送る眞子さん
「サイズ選びにはちょっと違和感が…」小室眞子さん、渡米前後のファッションに大きな変化“ゆったりすぎるコート”を選んだ心変わり
NEWSポストセブン