芸能

『ザ・ノンフィクション』でバズった芸歴31年のクズ芸人「ガッポリ建設」小堀敏夫「番組出演で借金は帳消しに」の現在

部屋に貼ってある師匠・三遊亭圓生の写真に手を合わせてから取材に語り始めた小堀さん

部屋に貼ってある師匠・三遊亭圓丈の写真に手を合わせてから取材に語り始めた小堀さん

「あなたを殺して私も死ぬ!」──お笑い芸人・小堀敏夫(ガッポリ建設)、55歳。2020年4月、ドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)に出演し、ちょっとした時の人となった。いわゆる「バズる」というやつだ。しかし、その内容は決して誇らしいものではなかった。8か月近くにわたって小堀さんに密着した同番組は『52歳でクビになりました。クズ芸人の生きる道』とのサブタイトルをつけた。

 ネット上は、度肝を抜く小堀さんのクズっぷりに沸いた。いわく、「こんなクズ見たことない」「本物だ!」と。その一方、故郷・群馬で暮らす小堀さんの母は、放送を見て泣いたという。そして、放送後に冒頭の言葉を電話口の息子に投げつけたのだった。

 オンエアから3年が経ち、コロナ禍で世の中は大きく変わった。NEWSポストセブンは、その後の小堀さんを追って、埼玉県内のアパートへ向かった。家賃3万2千円の部屋でクズ芸人・小堀敏夫さんは、放送の舞台裏とその後の余波、そして現在の生活について語った──。【全3回の第1回】

 * * *
──『ザ・ノンフィクション』の放送から3年、放送後の反響やその後の暮らしぶりを伺いにきました。

 本当に小学館の方? 何かの間違いじゃないかって、後輩の猫ひろしにも相談したんだよ。もう3年も前か、いやあ、あの放送を見て母ちゃんが泣いちゃってさ。親には「映画に出るんだ」って、嘘ついてたから。それが、「クズ芸人」だもん。

 ホントはあんな風に出る予定じゃなかった。芸に実直なところをアピールして、次の仕事に繋がるようにしようと。番組のスタッフには最初、「印刷工場でバイトしてる」って嘘ついてたの。バイトやりながら、芸を磨いてるとかウケがいいじゃない。でも、あいつら(撮影スタッフ)ずっとついてくるもんだから、バイト行くって言ってパチンコ屋入るところも見られちゃって。

──それはバレますよ。

 もう、ずっとビタづきでさ。弟子(魔法使い太郎ちゃん)に金借りるところまでついてきやがって。俺も堪え性がねえから面倒くさくなっちゃって、いつものまんまでいいやと。おかげで、ネットでは酷い言われようだったよ。「田舎に帰れ」とか「死ね」とか。「田舎に帰って死ね」ってのもあったな(笑)。

──当時、久本雅美さんや柴田理恵さんが所属する『ワハハ本舗』をクビになるという、衝撃の場面も密着されていました。18年間所属していたそうですが。

 放送ではネタ見せをサボってばかりでクビになったって話になってるけど、実際はそうじゃないのよ。あんなことは、昔から何度もやってるんで。むしろ、昔のほうがもっと酷かった。ワハハの芝居で役もらってるのに、競艇行って本番サボったりね。まぁ、すっげえ怒られたけど。だから、クビはそういうのが直接的な原因じゃない。

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン
米国からエルサルバドルに送還されたベネズエラのギャング組織のメンバーら(AFP PHOTO / EL SALVADOR'S PRESIDENCY PRESS OFFICE)
“世界最恐の刑務所”に移送された“後ろ手拘束・丸刈り”の凶悪ギャング「刑務所を制圧しプールやナイトクラブを設営」した荒くれ者たち《エルサルバドル大統領の強権的な治安対策》
NEWSポストセブン
会見中、涙を拭う尼僧の叡敦(えいちょう)氏
【天台宗僧侶の性加害告発】フジテレビと同じ構造の問題ながら解決へ前進しない理由とは 被害女性への聞き取りも第三者の検証もなく、加害住職の「僧籍剥奪せず」を判断
NEWSポストセブン
沖縄・旭琉會の挨拶を受けた司忍組長
《雨に濡れた司忍組長》極秘外交に臨む六代目山口組 沖縄・旭琉會との会談で見せていた笑顔 分裂抗争は“風雲急を告げる”事態に
NEWSポストセブン
ゴールデンタイムでの地上波冠番組がスタートするSixTONES
ゴールデンタイムで冠番組スタートのSixTONES メンバー個々のキャラが確立、あらゆるジャンルで高評価…「国民的グループ」へと開花する春
女性セブン
中居正広氏とフジテレビ社屋(時事通信フォト)
【被害女性Aさん フジ問題で独占告白】「理不尽な思いをしている方がたくさん…」彼女はいま何を思い、何を求めるのか
週刊ポスト
食道がんであることを公表した石橋貴明、元妻の鈴木保奈美は沈黙を貫いている(左/Instagramより)
《食道がん公表のとんねるず・石橋貴明(63)》社長と所属女優として沈黙貫く元妻の鈴木保奈美との距離感、長女との確執乗り越え…「初孫抱いて見せていた笑顔」
NEWSポストセブン
生活を“ふつう”に送りたいだけなのに(写真/イメージマート)
【パニックで頬を何度も殴り…】発達障害の女子高生に「生徒や教員の安心が確保できない」と自主退学を勧告、《合理的配慮》の限界とは
NEWSポストセブン
5人での再始動にファンからは歓喜の声が上がった
《RIP SLYMEが5人で再始動》“雪解け”匂わすツーショット写真と、ファンを熱狂させた“フライング投稿”「ボタンのかけ違いがあった事に気付かされました」
NEWSポストセブン
中居正広の私服姿(2020年)
《白髪姿の中居正広氏》性暴力認定の直前に訪問していた一級建築士事務所が請け負う「オフィスビル内装設計」の引退後
NEWSポストセブン
これまで以上にすぐ球場を出るようになったという大谷翔平(写真/AFLO)
大谷翔平、“パパになる準備”は抜かりなし 産休制度を活用し真美子夫人の出産に立ち会いへ セレブ産院の育児講習会でおむつ替えや沐浴を猛特訓か
女性セブン
ネズミ混入トラブルを受けて24時間営業を取りやめに
《ゴキブリ・ネズミ問題で休業中》「すき家」24時間営業取りやめ 現役クルーが証言していた「こんなに汚かったのか」驚きの声
NEWSポストセブン