アイスが美味しい季節がやって来た。現在、国内アイス市場は5000億円超の規模があると言われ、新商品や定番の期間限定味が次々と登場。激しい争いが繰り広げられている。
そこで、アイスを極める3人が、「バニラ部門(カップアイス)」「カップアイス部門(バニラアイス以外)」「棒アイス部門」「かき氷部門」「アイスモナカ部門」「コーン系部門」「マルチパック系部門」のそれぞれの部門について、食べ比べを実施し本音で採点。ここでは「バニラ部門(カップアイス)」のおすすめ商品を紹介する。
【審査員】
シズリーナ荒井/アイス研究家。人生で5万9000個以上のアイスを食べた記録を保持
大久保瑛美/スイーツ研究家・スイーツライター。幼少時代から大のアイス好き
西川剛史/冷凍食品専門家。「冷凍王子」の愛称でテレビ、雑誌などでも活躍
【審査方法】
各カテゴリーで相対的に評価し、各審査員が10点満点で採点。総合点は3氏の点数を合計した。
今回の『バニラ部門(カップアイス)』ラインナップは、『爽 バニラ』(ロッテ)、『エッセル スーパーカップ 超バニラ』(明治)、『SUNAO バニラ』(江崎グリコ)、『Sof’ 北海道ミルクバニラ(カップ)』(赤城乳業)、『牧場しぼり』(江崎グリコ)、『MOW(モウ) バニラ』(森永乳業)の6品。
この中から1位に選ばれたのは、『Sof’ 北海道ミルクバニラ(カップ)』(赤城乳業)だ。これについて3氏は、
「改良を重ねSof’史上最もコクを味わえる完成版」(シズリーナ荒井さん 9点)
「生クリームや発酵バターによる味の濃さが」(大久保瑛美さん 10点)
「濃厚なクリームの味わいを楽しめる」(西川剛史さん 8点)
と語り、総合27点を獲得。『2位は25点の牧場しぼり』(江崎グリコ)だった。
取材・文/上田千春 撮影/古川 章
※週刊ポスト2023年6月2日号