6月2日に放送されたNHKの情報番組『あさイチ』が反響を呼んでいる。この日、トークコーナー「プレミアムトーク」に登場したのは、コラムニストでラジオパーソナリティーのジェーン・スー(50歳)だ。
「スーさんの “主戦場”はラジオなので、声を耳にしたことがある人は多いかもしれません。でも、テレビにはほとんど出演していないので、今回の登場はかなりレアなんです」(テレビ局関係者)
『あさイチ』のスタジオで、MCの博多華丸・大吉を相手に、ラジオ番組『生活は踊る』やポッドキャスト番組『ジェーン・スーと堀井美香のOVER THE SUN』などで磨かれたトーク力をテレビでも遺憾なく発揮したジェーン・スー。実はジェーン・スーという名は芸名で、彼女は東京生まれ東京育ちの生粋の日本人だ。
「女性の本音を赤裸々に語り、中年女性はこんなにも楽しいのだと教えてくれる存在。本人は独身で「未婚のプロ」を自認するが、独身既婚にかかわらず多くのファンを持つ彼女は、今年、作家デビュー10周年を迎えた。
2013年に発売された初の著書『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社)は、たちまちベストセラーに。翌年刊行した2冊目の『貴様いつまで女子でいるつもりなんだ問題』(幻冬舎)は、第31回講談社エッセイ賞を受賞。父親への愛憎を描いた著書『生きるとか死ぬとか父親とか』(新潮社)は2021年にドラマ化され、吉田羊がジェーン・スーを演じたことも話題を呼んだ。
「出版不況が叫ばれる中、彼女の著書はどれも女性の支持を受け、多くの読者を獲得しています。初となるインタビュー・エッセイ集『闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由』(文藝春秋)も5万部を超える勢いだというから驚きです」(前出・ラジオ関係者)