前参議院議員の「ガーシー」こと東谷義和容疑者(51)が6月4日、滞在していたアラブ首長国連邦(UAE)から日本に帰国し、成田空港で警視庁に逮捕された。ピカチュウのイラストがプリントされた青いTシャツ、白い短パン、サンダルというかなりラフな服装で現れたガーシー容疑者は、空港で連行される際、報道陣に向かって数度会釈するとともに、不敵な笑みを浮かべる場面もあった。
著名人らに対して、YouTubeの動画を通して、常習的な脅迫行為をしたとして、名誉毀損や暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)容疑などで今年3月16日に逮捕状が出されていたガーシー容疑者。UAEのドバイに滞在していたが、3月23日には外務省から旅券返納命令が発出されていた。
2022年2月に“暴露系YouTuber”として登場し、芸能界のさまざまなゴシップを暴いたかと思えば、同年7月の参議院議員選挙に出馬し当選。しかし、一度も国会に出席することなく、2023年3月に参議院を除名となると、すぐさま逮捕状が発行された。そんな激動の日々を過ごした後、明るくあっけらかんとしていた表情で逮捕されたガーシー容疑者に対して、ネット上では、
〈開き直ったようにニコニコしているな。御用になって逃げなくて良いからすっきりしたのか〉
〈成田空港での笑顔は、強がりでも何でもなくて、本当に安堵したものだろう〉
〈いままで蓄積した知名度でいつでも出直せると確信したのだろう〉
などの声が寄せられている。逮捕されたことで、一連の騒動に区切りがつくと安心しているのではないかとの意見、そして、今後も再び“ダークヒーロー”としての活動を始めるのではないかとの意見もあった。
「今回の逮捕については、そこまで重い罪にならないのではないかと言われています。有罪になったとしての執行猶予がつくだろうとも見られており、ガーシー容疑者の“不敵な笑み”も、そういった予測があるからこそでしょう。そして、ラフな服装で連行されて、なんとなく“舐めた雰囲気”を醸し出していたのは、“ダークヒーロー”として復活するためのイメージづくりなのかもしれません」(社会部記者)
“暴露系”のような刺激的な内容は難しい
では、もしも執行猶予がついて、ガーシー容疑者が普通の生活にもどってきたならば、再び“暴露”を始めることはあるのだろうか。