年収1億円と年収100万円台の「格差婚」から28年──。女優の田中美佐子(63)とお笑いコンビ・Take2の深沢邦之(56)が結婚生活にピリオドを打った。
5月7日、SNSで夫婦それぞれ離婚したことを報告。田中は〈パパとお別れすることになりました。いきなりでびっくりされた方もおられると思いますが、ここまでに至るまで、私たちにはとても長い年月がかかりました〉と、以前から話し合いを重ねていたことを示唆し、元夫の深沢に向けて〈大学生のパパと出会ってから33年以上。心から感謝してます〉と、感謝をつづった。
一方、深沢も〈突然のご報告になりますことをお許しください。この度 深沢邦之、田中美佐子は、婚姻の解消に至りました〉〈2人で話し合って出した結論ですので受け止めて頂けたら幸いです〉と報告した。
田中は1995年に自身の付き人だった深沢と結婚。当時の深沢は、東貴博(53)とのお笑いコンビ・Take2としての仕事しかなかったため、“収入格差百倍夫婦”と揶揄された。だが、深沢に転機が訪れたのは2002年、結婚8年目に授かった待望の愛娘だった。
「新婚当初夫婦は、『故郷の島根のような環境で暮らしたい』という田中の希望で、神奈川は湘南の海近くに建てた1億円はするであろう豪邸で暮らしていました。
娘が成長すると、中高一貫の女子校へ通学しやすいようにと学校の近くの一軒家を購入して家族3人で暮らしていました。毎朝最寄り駅まで娘を見送るのが深沢さんの日課で、家族3人でテニスをするなど両親の娘への溺愛ぶりは近所でも有名でした」(二人をよく知る知人)
深沢は芸人としての活動に距離を置き、知的なタレント路線へとシフトチェンジを試みる。
「2006年からTBS系で放送されていた『噂の!東京マガジン』(現在はBS-TBS)に出演し、3年後にレギュラーに昇格。深沢の服装は主婦層からの好感度が上がるようにと田中さんがコーディネートしていました。多くの芸能人がテレビに出演する際は結婚指輪を外すのですが、深沢だけはいつも結婚指輪をつけていて目だっていました」(テレビ局関係者)
順風満帆だった夫婦生活に異変が起きたのは、2019年。還暦を迎える節目に田中が長年所属した事務所から独立したのだ。この前事務所には夫の深沢も所属していた。