(共同通信社)

芦田愛菜(共同通信社)

 14才のとき、デビュー後11連勝の新記録を達成した際の局後インタビューで「自分の実力からすれば望外の結果」、20連勝の際には「僥倖としか言いようがない」と述べたように、フツーの若者の語彙にはなさそうな言葉が出るのは読書家ということが関係しているのでしょう。

 そして大谷選手も高校時代に書いた「目標達成シート」に「本を読む」と記し、中村天風著『運命を拓く』や稲盛和夫著『成功への情熱』など、同じ本を間を空けて複数回読むことで知られています。

 一度読んだだけではすべてが頭に入ってこなかったり、読む時期や年齢によって理解度も違えば、入ってくる箇所も違ったりするということなのでしょうね。しかも、イマドキの若者には珍しく、電子書籍ではなく“紙の本派”というところも大人たちを喜ばせています。

 もう1人、ワイドショーのエンタメコーナーで数字を持っている人といえば芦田愛菜サン(18才)です。

 愛菜サンは今年4月、超有名私立大学に入学し、「いつニュースキャスターやコメンテーターの仕事がきてもおかしくない」といわれる才媛であり、CMクイーン。

 愛菜サンがカメラに向かって語りかける際の説得力は年齢を重ねるにつれて、どんどん増しています。

『マルモのおきて』(フジテレビ系)の頃は撮影の合間、鈴木福サン(18才)とキャッキャ言いながら遊んでいた印象が強かったのですが、小学校高学年になった途端、いきなり楽屋内が静まり返ったのだとか。その理由は愛菜サンが室内で読書をしていたからなのだそうです。愛読書をまとめた『まなの本棚』(小学館)もおおいに話題になりましたよね。

 藤井聡太名人、大谷翔平選手、そして芦田愛菜サン。『女性セブン』読者の皆さんや、ワイドショーの視聴者の皆さんが、「こんな息子が」「こんな娘が」はたまた「こんな孫が欲しかった」と声を揃える3人の共通点は「読書家」だったのです。

 いまからでも間に合うかしら。紙の本を繰り返し、たくさん読みます!

構成/山田美保子
『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『アップ!』(メ〜テレ)、『1周回って知らない話』(日本テレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。

※女性セブン2023年6月22日号

関連記事

トピックス

連ドラの主演を2クール連続で務める松本若菜
【まさに“代打の女神さま”】松本若菜、“別の女優が急きょ降板”で10月ドラマで2クール連続主演 『西園寺さん』も企画段階では違う大物女優が主演の予定だった
女性セブン
史上最速優勝を果たした大の里(時事通信フォト)
【角界の世代交代】史上最速優勝の大の里に包囲網 最大のライバルはたたき上げの平戸海、日体大の同級生だった阿武剋・旭海雄・石崎らにも注目
週刊ポスト
33年ぶりに唐沢寿明が鈴木保奈美と共演する
【地上波ドラマでは『愛という名のもとに』以来33年ぶり】唐沢寿明、2025年1月期で4年ぶり民放連ドラ主演、共演は鈴木保奈美 テレ朝は大きな期待
女性セブン
一時は通常の食事がとれないほどだったという(7月、岐阜市。時事通信フォト)
宮内庁の来年度予算概算要求「医療環境の整備等」が約1.5倍に増額 “大腸ビデオスコープ”への予算計上で再燃する紀子さまの胃腸への不安
女性セブン
事件現場となったアパート
《東大阪・中高生3人誘拐》「事件の夜、女の子の怒鳴り声が」咳止めの市販薬を80錠使用して急性薬物中毒に…逮捕された男のアパートで目撃された“黒髪の女子学生“
NEWSポストセブン
NHKの山内泉アナ
《極秘結婚していたNHK山内泉アナ》ギャップ感あふれるボーイッシュ私服は約9000円のオシャレブランド お相手は慶応同級生…大学時代から培った「ビビットな感性」
NEWSポストセブン
不同意わいせつ容疑で書類送検された山口晋衆院議員(Facebookより)
《不同意わいせつ容疑で書類送検》自民・山口晋議員、エレベーター内キス目撃した20代女性の母親に「ガス会社の社員」を名乗った理由
NEWSポストセブン
長澤まさみ
松本潤、野田秀樹氏の舞台で共演する長澤まさみを“別宅”に招いて打ち上げを開いた夜 私生活では距離があった2人がお互いを高め合う関係に
女性セブン
三田寛子がSNSに載せた初めてのツーショットの真相
《三田寛子の誕生日ツーショット》実は「バースデー当日の写真ではない」疑惑が浮上 中村芝翫は愛人と同棲する家へ直行していた
NEWSポストセブン
妻とみられる女性とともに買い物に出かけていた水原元通訳
《買い出しツーショット》水原一平被告が痩せてロン毛に…購入した「米とビール」にみる現状の生活
NEWSポストセブン
斎藤元彦知事。職場外でも“知事特権”疑惑が(時事通信)
【まるで独裁者】兵庫県・斎藤元彦知事「どこでも仕事すべき」と論じるSNS投稿に映しだされていた「真っ白なGoogleカレンダー」
NEWSポストセブン
再婚発表に賛否両論
東出昌大、再婚の裏側 親しい知人への報告は「発表の直前」 “山暮らしの後輩女優”の1人はSNSで「勝手」と意味深なメッセージ
女性セブン