昨年8月から今年2月まで、活動の拠点をタイに移して武者修行をしてきたBALLISTIK BOYZ。その活動が実を結び、昨年12月にタイで開催された『THAILAND DIGITAL AWARD 2022』では、タイで最も注目されているアジアのアーティストとして「Asia Rising Star AWARD」を受賞した。帰国後第一弾となるシングル『Ding Ding Dong』(発売中、rhythm zone)をリリースしたばかりの7人が、タイでの活動を経て変化したこととは──!?
──タイで約半年活動されてきた経験を経て、パワーアップしたと感じているところを教えて下さい。
海沼流星「海外に行ってみたら、日本以上に歌って踊れるボーイズグループが当たり前のようにたくさんいたんですよ。どのステージに出ても、歌って踊れるボーイズグループがザラにいて…。日本ではそれが当たり前だなんて思っていなかったけど、タイに行ったことで当然なんだと思うようになりました。負けたくないという気持ちも、芽生えましたね」
日高竜太「タイのボーイズグループが出ているフェスにぼくたちも出る中で、個人的には歌いながら踊るということをもっとやっていきたいな…と思うようになって。いままで歌いながら踊っていなかった曲でも踊ることで、パワーアップできたらいいなと意識するようになりました。これからも、そこをもっと鍛えていきたいなと思っています」
砂田将宏「タイではライブのMCも英語でしていたので、MCで使う英語のフレーズを調べて考えたりして……。英語でのMC力も成長できたかなと思います。英語が話せなかったメンバーも、短期間でみんな英語を頑張って勉強していました。英語で歌う曲もあるので、語学力は上達したんじゃないかなと思います」
深堀未来「日本にいたときよりも、タイでは一人で過ごす時間も増えたので、歌唱力を上げるためにいろいろな曲をカバーして歌の練習をしていました。タイのアーティストたちは、自分たちで制作をいろいろやっていたので、楽曲制作をしていく中で、ぼくたちも初めて自分たちだけでレコーディングをしたんです。今後、作曲面でもぼくがグループを引っ張っていけるようになりたいなと思って、いろいろと勉強をするようになったので、そこは成長したところかなと思っています」
加納嘉将「タイでは、日本との違いを感じる場面が多かったです。パフォーマンスをするステージ環境も違いましたし、想定外のことも多かったので、何事にも動じない強さは身についたかなって思います」
松井利樹「精神的にもすごく強くなったし、成長できたと思います。ぼくたちのことは誰も知らない中でパフォーマンスをすることは、グループにとって団結力につながる機会になったし。日本ではステージ環境がいい中でライブをしていたけれど、それが当たり前じゃないということを改めて思いました。あとは、いままで自分たちがやってきたことは間違えではなかったし、これからも諦めずに頑張っていけば、いつか自分たちの目標を達成していけるだろうということを、タイに行って改めて感じました」
奥田力也「個人的には環境が変化すると体調を崩してしまうタイプなので、慣れるまでの間は少し影響が出てしまったんです。でも、半年の間ですっかり環境にもなれて、最終的には、1人で毎朝、スタバにも行けるようになって(笑い)」