エンゼルスの大谷翔平(28)が止まらない。6月に入ってからホームランを量産し、リーグの本塁打王争いで単独トップに。12日(日本時間13日)の試合では2本のホームランを放ったが、そのなかでファンの目を引いたのは大谷のド派手なパフォーマンスだ。
「1本目のホームランではバットを豪快に放り投げ、2本目ではダイヤモンドを一周しながらベンチに向かって両手を何度も振り上げた。大谷が、これだけ感情をむき出しにするのは珍しい」(現地スポーツ紙記者)
大谷のワイルドな姿は、最近特によく見られる。6月10日の試合で見逃し三振に倒れた際、審判の判定に対して首を振り、ベンチに帰ってからも「F×××」と放送禁止用語を2度吐き捨てたと現地メディアに報じられた。
「昨年までは死球を当てた相手の選手に帽子を取って謝るなど紳士的な態度が特徴でしたが、今年はよりワイルドな“ザ・メジャーリーガー”になってきた印象です。大谷は3月のWBCのベンチでも『オーマイゴッド』『F×××』とよく口にしていた」(別のスポーツ紙記者)
大谷変貌の理由について、前出の在米記者は「同僚のマイク・トラウト(31)のスランプが大きいのでは」と指摘する。トラウトは6月14日現在、打率・255と低迷中だ。
「大谷の入団以降エンゼルスを引っ張ってきたリーダーの不振で、『自分がチームを引っ張る』という覚悟が生まれつつあるのではないか。大谷は今オフにフリーエージェントとなり、11年総額800億円とも言われる契約や移籍先に注目が集まるが、本人は『エンゼルスで優勝したい』と口にしている。チームリーダーとして味方を鼓舞するプレーが今後多く見られるでしょう」(同前)
「NEWショータイム」から、目が離せない。
※週刊ポスト2023年6月30日・7月7日号