不倫が報じられて所属事務所のフラームから無期限謹慎処分を言い渡された広末涼子。10代の頃から、絶大なる人気を集めてきた広末の俳優としてのキャリアはどうなってしまうのだろうか──。
不倫などの不祥事を起こした俳優は、一定の期間、活動を休止するケースが多いが、かつては必ずしもそうではなかった。
「芸能人の不倫スキャンダルは昔からたくさんありましたよ。1990年代くらいまでなら、特に会見を開かず、謝罪コメントも出さず、そのままスルーするということも多く、休業などもせずに仕事を続けている人も少なくなかった。“芸能人たるもの遊んでナンボ”という空気もあったし、ネットで一般の人々が意見をするなどということもなかったから、炎上騒ぎもなかった。もちろん、スポンサーなどから苦言が呈されて降板するというようなことはありましたが、今ほど騒動が長引くものではなかったと思います」(ベテラン芸能記者・以下同)
しかし、昨今ではひとたび芸能人の不倫が報じられると、SNSでたくさんの批判的な意見が投稿され、記者会見や謝罪コメントが求められるようになった。
「不倫をしたという事実はもちろんですが、“炎上した”という事実がより一層そのタレントのイメージを悪くするわけです。そうなったら、そのタレントがCMに出演している企業のイメージも損なわれるので、当然降板ということになる。地上波テレビであれば、そのタレントが出演する番組のスポンサーもイメージダウンとなり、番組としてはスポンサーを優先するしかなく、そのタレントは降板することとなる。
そして、半年から1年くらいの休業を経て、徐々に仕事復帰するというがパターンなんですが、一度不倫をすると、ネット上ではずっとそのことについて触れられるので、“プチ炎上”が続くんですよね。イメージの回復が結構難しい現実もあり、スポンサーから敬遠されるということで、地上波にはなかなか復帰できないというパターンが増えていますね」
刑事事件を起こした俳優もネット配信で復帰
地上波での復帰が難しかったとしても、今であればネット配信のドラマや映画で復帰するケースも多い。
「広末さんのように、知名度も人気もある俳優さんであれば、話題性もあるので、ぜひとも使いたいというスタッフは多いはずです。そういう意味では、結構早い段階での配信作品での復帰も十分にありうると思いますよ。刑事事件を起こした俳優でも、配信ドラマで復帰するということも多いですし、広末さんも同様のパターンになる可能性が高いと思います。本人の意志次第ですが、復帰自体は約束されているといっても過言ではないでしょう。